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おはようございます。だいまんです。
2020年11月6日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米大統領選の開票作業が続く中、一部で抗議行動が起きるなど混乱が見えているが、バイデン氏や上院での共和党の勝利を織り込む形で株価が大きく反発、リスクオンのドル売りが優勢となった。また、米FOMCでは、金融政策が据え置かれたが、パウエルFRB議長が「状況が悪化すれば新たなファシリティー検討の可能性」と発言したことが、一段とドルを押し下げた。尚NYダウは一時647ドル高まで反発した。
ドル円は、米長期金利の低下もあって103.44まで下落、ユーロドルは、予想を下回る9月小売売上高やユーロ圏成長予測の引き下げにも1.1860まで買い戻され、ポンドドルは、英中銀が、資産購入枠の拡大を発表、ベイリー英中銀総裁が、「マイナス金利の検討作業、重要性については全会一致」と発言も反応は見えず、1.3149まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が123.18を高値に122.36まで売りに押され、ポンド円も136.32から135.54、オージー円は75.48、NZD円は70.27まで値を上げたが、カナダ円は79.24から79.72で上下した。
11月6日の注目材料
- 08:30 (日) 9月全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比] (前回-6.9% 予想-10.5%)
- 08:30 (日) 9月毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] (前回-1.3% 予想-1.1%)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回-1兆108億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回2284億円)
- 09:30 (豪) 豪準備銀行・四半期金融政策報告公表
- 11:00 (NZ) 10月準備資産総額 (前回21664百万NZD)
- 16:00 (独) 9月鉱工業生産 [前月比] (前回-0.2% 予想2.5%)
- 16:00 (独) 9月鉱工業生産 [前年同月比] (前回-9.6% 予想-6.5%)
- 16:45 (仏) 9月貿易収支 (前回-77.08億ユーロ 予想-68.90億ユーロ)
- 16:45 (仏) 9月経常収支 (前回-47億ユーロ)
- 17:00 (スイス) 10月外貨準備高 (前回873531百万CHF)
- 17:30 (英) 10月ハリファックス住宅価格 [前年比] (前回7.3%)
- 17:30 (英) 10月ハリファックス住宅価格 [前月比] (前回1.6%)
- 22:30 (加) 10月新規雇用者数 (前回37.82万人 予想7.50万人)
- 22:30 (加) 10月失業率 (前回9.0% 予想9.0%)
- 22:30 (加) 10月パートタイム雇用者数・季調値 (前回4.42万人)
- 22:30 (加) 10月フルタイム雇用者数・季調値 (前回33.4万人)
- 22:30 (加) 10月労働参加率 (前回65%)
- 22:30 (米) 10月非農業部門雇用者数 [前月比] (前回66.1万人 予想60.0万人)
- 22:30 (米) 10月政府部門雇用者数 (前回-21.6万人)
- 22:30 (米) 10月民間部門雇用者数 (前回87.7万人)
- 22:30 (米) 10月製造業雇用者数 (前回6.6万人)
- 22:30 (米) 10月非農業部門雇用者数 (前回66.1万人)
- 22:30 (米) 10月失業率 (前回7.9% 予想7.7%)
- 22:30 (米) 10月U6 失業率 (前回12.8%)
- 22:30 (米) 10月労働参加率 (前回61.4%)
- 22:30 (米) 10月平均時給 [前月比] (前回0.1% 予想0.2%)
- 22:30 (米) 10月平均時給(前年同月比) (前回4.7% 予想4.6%)
- 23:00 (加) マックレム・カナダ中銀総裁講演
- 23:15 (ユーロ圏) ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
- 00:00 (加) 10月Ivey購買部協会指数 (前回54.3)
- 00:00 (米) 9月卸売在庫 [前月比] (前回0.4% 予想-0.1%)
- 00:00 (米) 9月卸売売上高 [前月比] (前回1.4% 予想1.1%)
- 05:00 (米) 9月消費者信用残高 [前月比] (前回-72.2億ドル 予想90.0億ドル)
11月6日の相場見通し
昨晩は、米国の大統領選の開票作業が続く中、一部で抗議行動が起きるなど混乱が見えていますが、バイデン氏の勝利や米議会での捻じれを好感する形で、米国株価が大幅に上昇を続けたことで、リスクオンのドル売りが優勢となりました。注目のFOMCでは、金融政策が据え置かれ、声明やパウエルFRB議長の記者会見で、必要に応じて緩和策を強化する姿勢が示されましたが、目新しさはなく、市場への影響は限定されました。
米大統領選に関しては、まだ6州の開票結果が確定していません。また、トランプ陣営が、次々と開票の指し止めや再集計を求めて提訴しています。まだまだ安心するのは時期尚早です。本日は週末もあって、ニュース次第では、巻き戻しの動きも出易いことは、注意しておきましょう。
経済指標としては、カナダと米国の10月雇用統計が焦点となりますが、大統領選の行方に、注目が集まる中、指標結果に対する相場の反応が見えるかは不透明です。
ただ、米国では、事前に発表されたADP全米雇用報告が、予想を下回っています。一部改善が見込まれているだけに、弱い結果には、注意しておきましょう。
11月6日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
豪ドル円
- 予想レンジ: 74.20~75.50
- 基本戦略: 早期は売りから押し目買い
- 予想時間:09:57 予想時レート: 75.23
豪ドル円は、上昇も78.48で上値を押さえられて、日足の雲を割り込む展開も、下値を73.14で支えて、マイナーサポートを守っている。また、スロー・ストキャスティクスが反転上昇を維持しており堅調が想定される。
ただ、上値は、75.53の雲の下限から横ばいとなる上限76.22位置に、高値78.48から引かれたレジスタンスが重なり、上値が抑えられると、更に上昇も厳しい。こういった位置から76.54の戻り高値を超えて、77.15-20、77.75を超えて78円が視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで78.48の高値を超えて、サイコロジカルな80円がターゲットとなるが、この位置も利食いが出易い。
一方下値は、基準線の74.84、転換線の74.32、73.62-74.07の戻り安値圏が維持されるとサポートが有効となる。ただし、73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れると、過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。
デイの戦略としては、上値追いは出来ず、早期には売り狙いから、ストップを75.50越えとして対応。ターゲットは74円ミドルが支えるとしっかりと利食いながら、こういった下落では、買い場探しで、73.90割れをストップに、74.00-50ゾーンでの買い狙い。または、思い切って73.14をストップにするなら、73.50まで買い下がりとなるが、ターゲットは75円ミドルが抑えるなら利食い優先となる。
カナダドル円
- 予想レンジ: 78.60~80.00
- 基本戦略: 早期は売り狙いから押し目買い
- 予想時間:10:15 予想時レート: 79.30
カナダ円は、反発を81.60で押さえられて、一旦下値を78.38で支えて、反発が日足の雲の上限で抑えられて揉み合い気味。ただ、下値は78.38と77.93の安値がダブル・ボトム的となっているのは注目。ただ、スロー・ストキャスティクスが若干曖昧なのは注意だが、今後短期レジスタンスの80.00、横ばいとなる雲も上限が79.60-98ゾーンに位置して、しっかりと上抜けることが出来るか焦点。超えて更に、80.53-62の高値圏を超えると80.90-81.20ゾーンが視野となるが抑えると上値追いは出来ない。あくまで81.60の高値を超えて81.90の次の戻り高値までターゲットとなる。
一方下値は、78.72-89の日足の窓、78.50前後が支えるとサポートから堅調も、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。
デイでの戦略としては、本日はカナダ雇用統計の発表が波乱となりそうなので、結果に注目となるが、米国の雇用統計も弱い感じなのは注意しておきたい。
まず、早期は79.88の戻り高値をストップに、79.60方向への反発で売り狙い。または、オーバーシュートも想定されることで、80円まで売り上がって、ストップは、80.63越えとして、ターゲットは、79円前後の維持では買い戻しも、78.89を割り込むなら78.40-60での利食いで、この位置から78.20前後までの買い下がりは、77.93割れをストップに検討、ターゲットは、79.20前後が逆レジスタンスとなるなら利食いとなる。
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