ドル安トレンドは終了か?【2021年6月17日】

ドル安トレンドは終了か?【2021年6月17日】

おはようございます。だいまんです。

2021年6月17日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、注目のFOMCで、低金利政策の維持や資産購入の継続が示されたが、FRBの経済見通しが上昇修正されたこと、FOMCメンバーによるFF金利見通しで、 メンバー18人中11人が、2023年まで少なくとも2回の利上げを予想したことで、米10年物国債利回りが1.591%まで上昇し、ドル買いとなった。またパウエルFRB議長が、「量的緩和縮小の議論を始める」と述べたことも、ドルの下値を支えた。NY株価3指数は、一時下落を強めたが、パウエルFRB議長が、「ドット・チャートは全てを表すものではない」と発言したことが、更なる下落を抑えたが、揃って3日続落となり、リスク回避的なドル買いが続いた。一方米露首脳会談後に、プーチン大統領が「米国とロシアは相手国の首都に大使を戻す」と会見で発表したことは、一応安心感につながったが、特別相場の反応は見えず、米5月住宅着工件数と建設許可件数が、予想を下回ったが、プラス圏を維持し影響は限定された。

ドル円は、110.72まで上昇、ユーロドルは、ECBが、27日に期限を迎える銀行のレバレッジ比率緩和措置の9カ月延長を発表したが、ユーロ買いは限定されて、1.1994まで下落、ポンドドルは、1.3983まで売りに押された。

一方クロス円では、ユーロ円が132.69、ポンド円は154.68、オージー円は84.07、NZD円は77.87、カナダ円は89.98まで値を下げた。

6月17日の注目材料

  • 07:45 (NZ) 第1四半期GDP [前期比] (前回-1.0% 予想0.5%)
  • 07:45 (NZ) 第1四半期GDP [前年同期比] (前回-0.9% 予想0.8%)
  • 08:00 (日) 6月NON-MANUFACTURERS-INDEX (前回2)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回6659億円)
  • 08:50 (日) 週間分対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回945億円)
  • 10:30 (豪) 5月新規雇用者数 (前回-3.06万人 予想3.00万人)
  • 10:30 (豪) 5月フルタイム就業者数 (前回3.38万人)
  • 10:30 (豪) 5月失業率 (前回5.5% 予想5.5%)
  • 10:30 (豪) 5月労働参加率 (前回66%)
  • 10:30 (中) 5月住宅価格指数 [前年比] (前回4.8%)
  • 12:00 (NZ) 5月非居住者国債保有比率 (前回44.9%)
  • 16:30 (スイス) スイス国立銀行・政策金利公表 (現行-0.75% 予想-0.75%)
  • 17:00 (ノルウェー) ノルゲバンケン・政策金利公表 (現行0.00%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 4月建設支出 [前月比] (前回2.7%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 4月建設支出 [前年同月比] (前回18.3%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回2.0% 予想2.0%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月消費者物価指数コア指数・改定値 [前年同月比] (前回0.9% 予想0.9%)
  • 20:00 (南ア) 4月小売売上高 [前年同月比] (前回-2.5% 予想99.7%)
  • 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行19.00% 予想19.00%)
  • 21:30 (加) 4月対内証券投資額 (前回32.5億加ドル)
  • 21:30 (加) 4月対外証券投資額 (前回2.1億加ドル)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回37.6万件 予想36.0万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回349.9万人 予想342.1万人)
  • 21:30 (米) 6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (前回31.5 予想31.0)
  • 23:00 (米) 5月景気先行指標総合指数 [前月比] (前回1.6% 予想1.3%)
  • ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)
  • 米証券取引委員会・ビットコイン上場投資信託巡る判断

6月17日の相場見通し

昨晩は、FOMCが想定外のタカ派となったことで、ドル買いが強まりました。特にテクニカル的に、ユーロドルやポンドドルはサポートを切れており、本日もドルの買い戻しが続く可能性に注意しましょう。

本日、金融政策としては、スイス国立銀行、ノルゲバンケンやトルコ中銀が政策金利を公表します。トルコ中銀以外は据え置きが想定されています。影響は限定されそうですが、ただ、トルコ中銀に関しては、エルドアン大統領の利下げ圧力が続いています。もし、利下げが発表された場合、またぞろ大きくトルコリラ売りが進む可能性の注意しておきましょう。

経済指標としては、NZ第1四半期GDP、豪5月雇用統計、中国5月住宅価格指数、ユーロ圏4月建設支出と5月消費者物価指数・改定値、南ア4月小売売上高、米国では、週間新規失業保険申請件数、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数と5月景気先行指標総合指数などが発表されます。

注目は、オセアニア圏で、両国とも強い結果が、相場を支えるか注目ですが、ただ、ドル買い相場となっており、反発してもやれやれの戻り売りが出易そうです。また、米国では、週間新規失業保険申請件数などが良好な結果となった場合、ドル相場を支えそうです。

その他ユーロ圏財務相会合の影響は無さそうですが、米証券取引委員会が、ビットコインの上場投資信託に関して、否定的な決定を下した場合、またビッドコインの急落を招いて、リスク回避の株安につながるので、一応注意しておきましょう。

6月17日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ユーロドル

  • 予想レンジ:1.1950~1.2050
  • 基本戦略:戻り売り
  • 予想時間:08:28 予想時レート:1.1991

ユーロドルは、下値を1.1704で維持して、1.2266まで反発も、1.2351の高値を前に上値を押さえられて、1.1991まで再調整。未だ完全に日足のサポートを割れたとは言えないが、90日移動平均や雲も上限を割り込んでおり、スロー・ストキャスティクスも反転下落に転じており、今後も上値の重い展開が続きそうだ。

下値は、1.1986の戻り安値を割れると1.1943の雲の下限や戻り安値が視野となるが、維持では良いが、維持出来ない場合1.1737-1.1820の戻り安値圏まで視野となる。また1.1704やサイコロジカルな1.17を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。ただ、この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。

一方上値は、1.2094-1.2101の日足の窓の上限が抑えると弱く、超えても1.2135-48,1.2193-95,1.2218-55が抑えるとレジスタンスが有効となる。あくまで直近高値の1.2254-66を超えて、1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発があれば売り狙い。上値は1.2050方向への上昇から1.21まで売り上がって、ストップは1.2148越えで。ターゲットは、1.1991の現状の安値維持では利食いとなるが、割れると1.19ミドルを前に下げ渋りでは利食いとなる。また1.1943は日足の雲が控えていることで、一旦支えられる見通しから、この1.19ミドルでは買い狙い。ストップは1.19割れとして、このターゲットは、1.20や1.20ミドルが抑えると利食い優先が安全となる。

ドル安トレンドは終了か?【2021年6月17日】

豪ドル円

  • 予想レンジ:84.00~84.80
  • 基本戦略:戻り売り
  • 予想時間:09:02 予想時レート: 84.31

上昇が85.81まで拡大も、現状は高値圏での保合が続いている。

上値は、85.06-45ゾーンが抑えるとレジスタンス形成の可能性が残る形で、あくまで85.81を越えて、サイコロジカルや86円や87円、月足からは、87.20の窓の下限、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。

一方下値は、雲が絡む83.72-84.11戻り安値圏の維持では強いが、83.51や83.03の戻り安値を割れると82.65まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないとしても、82.29や81.99の戻り安値まで割れると調整が深まり、81.09-41、80.68を割れると79.54-80.05、79.21の戻り安値まで割れると78.35-99,77.50-89,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発があれば売り狙いで、上値は、84.50-65で売って、ストップを84.76越えとするか、85円まで売り上がって、ストップは85.20越え。ターゲットは、日足の雲の84.05が維持されると利食いとなる。またこの買いは維持を確認して対応。できれば83円ミドルまで買い下がりの余裕を持って、ストップは83円割れでの対応となるが、ただ、こういった下落では、84円ミドルが抑えるとしっかりと利食いとなる。

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