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おはようございます。だいまんです。
2021年7月20日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、新型コロナウィルスの変異株の世界的な再拡大に対する懸念から、株価が大幅下落したことで、リスク回避の動きが強まった。NYダウが946ドル安と今年最大の下げ幅、ナスダックが248ポイント安、S&Pが94ポイント安まで一時下落した。また、「質への逃避」から米10年物国債利回りが、1.174%まで低下したが、ドル売りは限定された。
その他米7月NAHB住宅市場指数は、予想を下回ったが、影響は限定された。
ドル円は109.07、ユーロドルは、1.1764から1.1824で上下、ポンドドルは1.3655まで下落した。
ユーロポンドは0.8642まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が128.89、ポンド円は149.33、オージー円が80.02、NZD円は75.65まで下落、カナダ円は、原油の大幅下落もあって85.43まで売りに押された。
7月20日の注目材料
- シンガーポール市場休場(ハリラヤハジ)、イスタンブール市場休場(犠牲祭)
- 08:30 (日) 6月全国消費者物価指数 [前年同月比] (前回-0.1% 予想0.2%)
- 08:30 (日) 6月全国消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回0.1% 予想0.2%)
- 08:30 (日) 6月全国消費者物価指数・除生鮮食料品・エネルギー [前年同月比] (前回-0.2% 予想-0.2%)
- 10:30 (豪) 豪準備銀行・金融政策会合議事録公表
- 10:30 (中) 7月1年物貸出基礎金利 (前回3.85%)
- 10:30 (中) 7月5年物貸出基礎金利 (前回4.65%)
- 15:00 (スイス) 6月貿易収支 (前回4948百万CHF)
- 15:00 (独) 6月生産者物価指数 [前月比] (前回1.5% 予想1.2%)
- 15:00 (独) 6月生産者物価指数 [前年比] (前回7.2%)
- 未 定 (日) 6月スーパー販売額 [前年比] (前回2.9%)
- 16:30 (ユーロ圏) ビルロワ・フランス中銀総裁講演
- 17:00 (ユーロ圏) 5月経常収支・季調済 (前回228億ユーロ)
- 17:00 (ユーロ圏) 5月経常収支・季調前 (前回314億ユーロ)
- 21:30 (米) 6月住宅着工件数 [年率換算件数] (前回157.2万件 予想159.0万件)
- 21:30 (米) 6月住宅着工件数 [前月比] (前回3.6% 予想1.2%)
- 21:30 (米) 6月建設許可件数 [年率換算件数] (前回168.1万件(168.3万件) 予想170.0万件)
- 21:30 (米) 6月建設許可件数 [前月比] (前回-3.0%(-2.9%) 予想1.0%)
- 本邦企業決算:ディスコ
- 米企業決算:フィリップ・モリス、トラベラーズ、ハリバートン、ユナイテッド・エアラインズ
7月20日の相場見通し
昨日は株価の大きな調整を受けて、リスク回避の動きが続きました。
株価の調整の要因として、新型コロナウィルスの変異株が、世界的に再拡大する兆候が見えていることが指摘されていますが、ただ、現状は不透明です。一部に企業決算発表を控えた利食い、また本格的なホリデー・シーズンを前に、サマーラリー相場に利食いが出ている可能性もありそうです。
今週から企業決算が本格化します。更に良好な決算が株価を支える可能性もあって、リスクオフを追いかける状況ではありませんが、夏休みで相対的に参加者が減少することもあって、株価面では、当面上値の重い状況が続きそうです。深押し過ぎた株価に一定の反発があっても、下げ止まりと見るのは避けておいた方が良いでしょう。
本日は、金融政策としては、豪準備銀行・金融政策会合議事録、中国人民銀行が、7月1年物・5年物貸出基礎金利を公表します。サプライズがなければ、影響は少なそうです。
一方経済指標としては、日本の6月全国消費者物価指数、独6月生産者物価指数、ユーロ圏5月経常収支、米国では、6月住宅着工件数と建設許可件数などが公表されます。
注目度はあまり高くありませんが、FRBが住宅市場の過熱に懸念を強めています。昨日の7月NAHB住宅市場指数は、予想を下回りましたが、本日以降続く住宅指標に強い結果が続いた場合、FRBの早期テーパリングの思惑につながるので注目しておきましょう。
7月20日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
豪ドルドル
- 予想レンジ:0.7300~0.7400
- 基本戦略:ベンチャー買いから、戻り売り
- 予想時間:07:42 予想時レート:0.7339
上昇が0.8008でトピッシュなり、日足の雲を割り込んで、0.7322まで下値を拡大。現状は、指摘したネックラインやサポートを若干割れているが、だまの動きもあり突っ込み売りは出来ないが、ただ、スロー・ストキャスティクスは反転下落を継続しており、未だ調整が続く可能性に留意して対応したい。
上値は、既に転換線と絡む0.7396-0.7411の窓の上限が抑えられると弱い。0.7443の戻り高値を超えて、0.7487-0.7534が視野となるが、基準線と絡めて抑えると弱い。0.7600や0.7617の戻り高値を超えても、0.7644-75,0.771-26の捻じれる雲と絡む位置では売りが出易く、更に超えても0.7776-0.7815の戻り高値圏では、日足のレジスタンスとして売りが出易い。0.7845―57や0.7892の戻り高値を越えて、0.7900や0.7950のサイコロジカルが視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで0.8008の直近高値を超えて0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。
一方下値は、0.7322を維持を維持するなら良いが、割れると0.7255―81まで視野となるが、この維持は不透明も0.7223の安値まで割れると、ロングランのサポートを崩す形から0.7029-50まで視野となる。また0.6992安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは避けてなければならない。早期はベンチャー気味だが、0.73のサイコロジカル前後から買い下がって、ストップは0.7222割れ。ターゲッは、0.7396-0.7411ゾーンが抑えると利食いとなる。またこの位置の売りは、ストップを0.7443越えに置いて対応。この場合のターゲットは、0.7320-50ゾーンが逆サポートすると利食いで、割れても0.73前後では、しっかりと利食っておきたい。
NZドル円
- 予想レンジ:75.50~76.50
- 基本戦略:押し目買いから吹き値売り
- 予想時間:07:53 予想時レート: 75.89
上昇が80.19まで拡大も現状は、トピッシュとなって、日足のサポートや雲を割り込んで、下値を75.65まで拡大。
上値は、転換線の位置する76.44-60、基準線と絡む77.07から77.41-46が抑えると弱い。77.66-69の戻り高値を超えて、78.13や78.43の雲の下限が視野となるが、売りが出易い。78.77の上ヒゲ越えから78.89の雲の上限と絡む位置、78.99-79.15の戻り高値、79.40-80ゾーンが視野となるが、抑えると上値は追えない。あくまで上値は80.19を越えて、サイコロジカルな81円、月足の雲の上限となる81.28がターゲットとなる。ただ、未だ絶好の利食い場となる可能性が残っていることは注意しておきたい。
一方下値は、75.64―65の戻り安値を割れると長期のサポートが崩れ、75.33-56、74.72-00ゾーンが視野となる。また更に74.13や73.66の安値まで割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなる。こういった位置は一旦維持される可能性はあるが、72.73まで割れると72.26、71.68-86ゾーン、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。
リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ず、ベンチャー気味には、早期は75.64-65の維持を確認して、買ってできれば、75円方向まで買い下がりの余裕を持って対応。ストップは75円割れとなるが、このターゲットは、75.45-55のそれ以前の安値圏がCapされると利食いで、この位置から77円までは売り上がって、ストップは77.66越え。この売りのターゲットは、76円が維持されると利食い、割れても75.64-65を前にしっかりと利食っておきたい。
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