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今回は、すべてのFXトレーダーにお届けしたい内容として、超有名なインジケーターのひとつ「MACD」を取り入れたトレードについてご紹介したいと思います!!
「MACDってイマイチ見方がわからないんだよね」という初心者の方はもちろん、「そんなFXの基礎みたいな内容、いまさら知っているよ!」という熟練トレーダーの方も、ぜひ今回の記事を読み飛ばさないでほしいです^^
なぜならFXは、常日頃の学習が大切なもの。
知っているつもりの情報でも、意外と見落としていた知識や、目からウロコな内容を得られる可能性が秘めているものです。
特に、自身のトレードが確立されつつある方であれば、なおさらFXの基本に立ち返ってもらいたいと思います。
そうすることで、そのトレードがより盤石になるばかりか、新たなトレード手法を取り入れるきっかけにもなるからです!
MT4の中に標準で搭載されているインジケーターだけでもたくさんありますから、このタイミングでぜひ、初心者の学習やトレーダーの復習として「MACD」を有効活用できるテクニックを学習していきましょう^^
目次
MACDは移動平均線からできている!
FXについて勉強熱心な方ならご存知かと思いますが、このMACDというインジケーターは、移動平均線をもとに加工して作られたものになります。
「え、じゃあシンプルな移動平均線で十分じゃない?」と、すぐにMACDを投げ出そうと考えた方は、ちょっと待ってください!
移動平均線をもとにしているといっても、わざわざMACDを取り入れるメリットはちゃんとあるんです。
その大きな特徴のひとつが「相場の動きをより早く取り入れることができる」ということ!
言葉で説明するよりも、実際に確認してみたほうがわかりやすいと思うので、ここでインジケーターを表示したチャートを確認してみることにしましょう。
こちらはドル円の4時間足に、各インジケーターを表示したものです。
MACDは正確にいうと「指数移動平均線(EMA)」をベースにしているため、表示している移動平均線もEMAとなります。
赤色のEMAの数値は12(短期)、青色のEMAの数値は26(長期)となり、MACDは初期値の12,26,9としています。
これらを比較してみて、まずわかりやすいポイントとしては、移動平均線がクロスしているところとMACDがゼロラインを超えているところが、ほぼ一致している点でしょうか。
この点だけを見てしまうと、トレンドを捉えてトレードするのにどちらを活用しても良いように感じてしまうかもしれません。
しかしMACDは、EMAよりも早くトレンドを捉えるサインを見出すことができちゃうのです^^
MACDのサインを見極めろ!~ゴールデンクロス・デッドクロス~
素早いサインで相場を見極められる便利な合図……それが!
MACDのゴールデンクロスと、デッドクロスです!!
白い棒グラフのような形をした「MACD」と呼ばれるものが、赤いラインの「シグナル」に対して、上に突き抜けたところがゴールデンクロス、逆に下へと突き抜けたところがデッドクロスとなります。
このMACDに見られるゴールデンクロスとデッドクロスは、移動平均線のクロス(ゴールデンクロスとデッドクロス)よりも早く表れていますよね?
ということは、EMAよりも早くトレンドを捉えて、エントリーや決済のサインとして取り入れることができちゃうということなんです!
たとえば、これまで見てきたドル円の4時間足でトレードしてみましょう。
上記の図で示したMACDのゴールデンクロスを見てエントリー、それが崩れた(デッドクロスした)ところで決済してみたところ、見事にトレンドを捉えて利益に変えることができました^^
ここでは約122pipsの獲得です!
MACDを使った基本的なサインをトレードに取り入れてみただけでも、こんなシンプルに利益を得られてしまいました。
特に今回のように、ゼロラインをまたいでいる場面というのは、先ほど見てきたように移動平均線でもゴールデンクロスが確認できている場面となりますから、より強い根拠でトレンドを捉えたトレードができていると読み解けますね。
ちなみにMACDが有効に活用できる場面というのは、上記のような長時間足でのトレードに限ったものではありません。
下記に用意したチャート画像は、同じくドル円相場で、5分足チャートになります。
この一枚の画像に収まる時間内にも、MACDの動きを見極めてトレードしてみると、合計23pipsほどの利益確定となりました。
ただし、便利なように見えるMACDも万能ではありません。
MACDとシグナルがクロスするたびに、すべてのポイントでエントリー&決済を交互に行ったならば、利益だけでなく損失も大きくなってしまうでしょう。
上記のチェックをつけた箇所は、確かにMACDとシグナルが交錯しているものの、相場は上昇トレンドを形成中です。
いちいちエントリーと決済を行っていたら上手に利益を得られませんよね?
このように、別の判断基準も取り入れたり、ほかのインジケーターを組み合わせたりすることで、効率よくMACDを活用すべきだという点は、忘れないようにしてください。
これまでもお伝えしてきた理論や手法も同様ですが、ひとつのものに執着してしまうのは、稼ぎ続けるためにはよくありません。
その場面に応じて使い分けられるようになることで、常勝トレーダーに一歩ずつ近づけるでしょう^^
さらに、このようなMACDの基本事項については、エフテンにある他の記事からも学ぶことが可能です。
ぜひMACDの基本的な要素を盤石にしていきたい方は、併せてチェックしてくださいね!
MACDでダイバージェンス&ヒドゥンダイバージェンスの確認
またMACDといえば、もうひとつ見逃せないサインがあるんですよ^^
それは以前もお伝えした「ダイバージェンス」「ヒドゥンダイバージェンス」を判断するためのインジケーターとして使える点です!
相場の転換を見極めろ!ダイバージェンスを使いこなす! ヒドゥンダイバージェンスとは?最強のトレンド読み方をチャートで解説その時の記事ではRSIというインジケーターを使って見てみましたが、同じオシレーター系のインジケーターであるMACDでも、ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスの発生を見つけられるんです。
たとえば、ポンドドルの1時間足チャートをご覧ください。
これまで意識されてきたレンジ相場が下にブレイクしたのを確認した場面です。
直近に長いヒゲが見られたので、そこを明確に超えた長い陰線を確認して、次の足でエントリーしてみました。
そして、ポンドドルの相場とMACDが逆のサイン、つまりダイバージェンスが発生していたので次のローソク足で決済しています。
約76pipsの獲得なりましたが、相場はその後どのような動きを見せたでしょうか。
決済したローソク足を底値にして、相場は上昇に転じていきましたね^^
大きく伸びた相場は、再びこれまで意識されていたラインの上まで伸びていきました。
このように、MACDでもダイバージェンスの発生をしっかりチェックできるんです!
トレーダーによって好みのインジケーターは異なると思いますので、ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスを確認するのも、自分にあったインジケーターを取り入れて確認してみましょう^^
また、今回の記事を通じて「MACDって便利だな!」と実感したあなた!
MACDを使って、より実践的なトレード検証を行っているエフテンの記事もありますので、そちらもチェックすることでMACDを使いこなせるFXトレーダーを目指してみませんか^^
MACD:まとめ
今回はMACDというインジケーターを取り上げて、その有用性を確認していきました!
一見すると複雑そうだと感じてしまうかもしれないMACDですけど、見るべきポイントがわかれば非常にシンプルかつ有益なインジケーターであることが、今回の記事からも伝わったのではないでしょうか。
しかし……知れば知るほど奥深いのがMACDの特徴ともいえます。
- 今回出てきたMACDのゼロラインって、何なんだろう
- なんでMACDの表示って、棒グラフみたいなやつと赤い線なの?
- MACDって、大きさは関係ないの?
さらに、MACDについて詳しく解説している記事もありますので、ぜひ参考にしてください!
MACDってこんなに多機能!?情報満載のインジケーター徹底解説!これまでお伝えしてきた基本的なトレードへの取り入れ方だけでなく、疑問を解消してさらに理解を深めていくことで、より的確な場面でMACDを使いこなせるトレーダーへと成長できるはずですよ。