日頃MT4を活用しているトレーダーの方々は、その有用性を既にご存じであるため、スマホアプリ版MT4も導入しているかと思われます。
しかし、いざスマホアプリ版MT4を使用してみると、意外と見づらくて結局使わなくなってしまった…という経験はないでしょうか。
本記事では、スマホアプリ版MT4において、あまり知られていない便利な表示方法を3つほど紹介していきますので、ぜひ活用してみて下さい!
目次
スマホアプリ版MT4について
スマホアプリ版のMT4をご存じない方は、この機会にぜひインストールしてみてください。
IOSとアンドロイド、両OSよりリリースされているため、スマホさえあれば誰でも利用することができます。
まずは以下のリンクより、アプリをダウンロードしてみましょう!
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Androidはコチラ
また本サイトでは、MT4について様々な情報をまとめています。
本記事の内容を読み進める前に、MT4についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。



チャート機能の横表示
スマホアプリ版のMT4がどうして見づらいのか…その理由はシンプルに画面が小さいからではないでしょうか。
その一例として、以下の画面をご覧ください。
スマホ画面の性質上、チャート自体も縦長に表示されてしまい、これでは僅かな期間しか遡ることができません。
しかしスマホアプリ版のMT4は、実は横画面表示にも対応していることをご存じでしょうか?
横画面表示にすることで、チャート全体も、またインジケーター画面も比較的見やすくなります。
やり方も非常に簡単で、スマホ画面を横に傾けるだけ!
この仕様が気づかれにくい理由として、多くのスマホユーザーが「画面の自動切換え」をロックしていることが考えられます。
スマホを傾けてもチャートが横表示に変更されないという方は、設定画面より「画面の自動切換え」のロックを解除しておきましょう。
インジケーターの上下二段表示
チャート分析において、インジケーターの表示形式は非常に重要です。
というのも普通に使用していると、複数のインジケーターが同一に表示されてしまい、大変見辛くなります。
その一例を紹介しましょう。
以下の画像は、同一チャートにおいて「MACD」と「RSI」を同時に表示したものです。
異なる種類のインジケーターが同じウィンドウ内に表示されると、それぞれが干渉し合って、何が何だか良く分かりません。
そこで紹介したいポイントとしては、「チャート画面」と「インジケーター画面」、別々にインジケーターを追加するということ。
まずは、チャート上を任意にタップして「インジケーター」を選択しましょう。
そうすると、以下のように1つ目のインジケーター(RSI)ウィンドウが挿入されます。
続いては、画面中央上にある「f」をタップして、インジケーター画面に移ります。
そうすると、「メインウィンドウ」のボタンが表示されているため、そこから目的のインジケーターを選んでみてください。
この「メインウィンドウ」からインジケーターを選ぶというのが重要なポイントで、ここから複数のインジケーターウィンドウを挿入することができます。


2つ以上インジケーターを挿入すると、やはりスマホ画面では見辛くなってしまいますが、上述した「横画面表示」に対応させることで多少は見やすくなるでしょう。
二画面表示
スマホアプリ版MT4が抱える、2つの残念なポイント。
それは「カスタムインジケーターが導入できないこと」と「チャート画面の複数表示ができないこと」です。
こればかりは、今後のアップデートで改善されていくのを待つしかありません。
そこで本節では、スマホアプリ版MT4が不可能とする「チャート画面の複数表示」、こちらの代替案を紹介します。
縦長のスマホ画面を二分割する便利なアプリ、以下のいずれかをインストールしましょう。
アプリを起動すると、ブラウザ版を2つ同時に展開できるので、そこからTradingviewへアクセスしましょう。(ブラウザ版MT4も可能ですが、スマホではおすすめしません。)
そうすると上画面のように、1つのスマホ画面で2つのチャートを表示することができます。
画面のスペース上、多少の見えづらさはありますが、1時間足と4時間足を見比べるなど、下位足と上位足を同時に分析したい時におすすめです。
まとめ:スマホアプリ版MT4も設定次第で快適に!
本記事では、スマホアプリ版MT4の表示設定について、以下のポイントを中心に解説しました。
- スマホアプリ版MT4の概要について
- チャート機能の横表示
- インジケーターの上下二段表示
- 二画面表示
デフォルトの設定だと見えづらいMT4も、設定を少し変えるだけで多少改善されます。
とはいえ、まだまだPC版のMT4に劣っているのも事実。
スマホではなくタブレット用MT4アプリであれば、最初から複数のチャートを表示できるようなので、諦めてそちらを使ってみるというのも一案ですね。
以上、参考にしていただけたら幸いです。