日米英の中央銀行会合に注目【2020年9月7日週】

こんにちは。YEN蔵です。

今週の相場振り返りです。

今週(9月7日週)の振り返り

今週はここまで106.26オープンで106.20付近で推移とほぼ同じレベルで推移しています。高値は106.39、安値は105.79となり106をはさんで60銭ほどのレンジとなっています。

最近の動きとしては株高だとドル安、株安だとドル高になる傾向になっています。一方で株高になるとユーロ、豪ドルなどがドルに対して上昇しますからユーロ円や、豪ドル円などのクロス円が上昇し円安になるのでドル円も下落しづらくなるかむしろ上昇します。また株価が下落するときはドル高でユーロや豪ドルは下落しユーロ円や、豪ドル円などのクロス円が下落し円高傾向になりますが、ドルは上昇するのでドル円は下がりづらくなっています。ドル安と円安、ドル高と円高のはざまでドル円が動きずらくなり、どっちに転んでもドル円がレンジになってしまう相場が続いています。

注目ポイント

今週はECB理事会が注目されましたが、来週も15~16日にFOMC、16~17日に日銀金融政策決定会合、17日に英中銀金融政策委員会があり中央銀行尾ウィークとなり金融政策の行方が注目されます。

3中央銀行とも金融政策は据え置きが予想されています。その中で特にFOMCでパウエルFRB議長の会見が注目されます。景気回復が緩やか中で経済見通しや追加緩和に関する見通しを探ることになりそうです。

ブレグジット前にFTA(自由貿易協定)の締結が難航する英国ですが、そのような中で英中銀が追加緩和に対する示唆をするのかどうかも注目されます。

14日には自民党総裁選挙が行われます。菅官房長官でほぼ決まりという予想が多く、その場合は安倍政権の経済政策をまずは踏襲する可能性が高いために市場には安心感があります。また菅氏は黒田日銀の緩和策に関しても理解を示しており日銀の姿勢がすぐに変化することはないでしょう。そういう意味では菅氏選出はマーケトットにとってはサプライズはないでしょう。

15日には米財務省の為替報告書の発表が予定されています。最近ではあまり注目されていませんが、最近は中国が米国債の売却に言及するなど、対中国での圧力材料になるので、為替報告書には注意が必要です。

ドル円の予想

ドル円は中期的には104.20~105.20を結ぶ下限のラインと108~107を結ぶ上限のラインの間の三角持ち合いが続いています。

短期的には20日移動平均線(106.10付近を推移)を中心に上限30銭の狭いレンジでの動きが続いています。

一目均衡表の基準線、転換線も106.10付近に位置し、雲の下限が105.65、雲の上限が107.02に位置しています。先週から雲の中の動きであり、基準線、転換線付近が中心になっています。

オシレーター系の指標をみると日足のRSIは50%付近でほぼ横ばいになっており、こちらもモメンタムがない状況が続いています。

来週も三角持ち合いの中での動きが予想されますが、持ち合いもそろそろ煮詰まってきており、どちらかにブレークする可能性はあります。

ドル円が変動する材料としてはFOMCでのパウエルFRB議長の発言が挙げられます。市場ではそれほど期待されていませんが、追加緩和に積極的な発言が出た場合はドル安の圧力がかかります。ただその場合は株価にとっても好材料になり株価上昇はクロス円での円安の動きになる可能性もあり、その場合はドル円はドル安と円安のはざまで引き続きレンジになってしまうかもしれません。

EUからの離脱が迫るウ英国ですが、ジョンソン首相はFTAの交渉期限を10月15日に定め、ここまでで条約を締結できない場合はハードブレグジットになる可能性があります。また英国が議会に提出した法律がEUとの合意を反故にする可能性があり、これに対してEUが反発しています。これらを材料にポンドは下落していますが、ポンドがさらに下落する場合はポンド円の売りが円高の流れの引き金になる可能性もあります。

ドル円は105.80が先週もサポートになり、このレベルが短期的には重要なサポートになっています。ここを下抜けした場合は105.50付近への下落、そこを下抜けした場合は105.20付近への下落を予想します。

ただ105円付近は中期的に重要なサポートとなっており、ここを下抜けできない限りは105~107円のレンジの継続を予想します。

チャートはTradingViewを利用しています

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