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おはようございます。だいまんです。
2021年1月21日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、バイデン大統領の就任式を受けて、特段トラブルもなかったことで、ご祝儀的にNY株3指数が、史上高値を更新する動きとなったが、為替市場の反応は、冷ややかな展開に留まった。尚中国外務省は、米国のポンペオ前国務長官を含むトランプ前政権の要人28人に対し、中国の内政に干渉したとして制裁措置を導入したと発表したが、市場の反応は見えなかった。
ドル円は103.85から103.45まで値を下げ、ユーロドルは、1.2158を高値に、欧州各国で新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けたロックダウン延長や制限措置強化が相次ぎ、ECB理事会を控えた調整に1.2077まで下落、ポンドドルは、1.3720を高値に1.3623まで一時売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が125.27まで売り込まれ、ポンド円は142.35まで反発後141.09まで売られ、オージー円は80.36から80.12、NZD円は74.01から74.28で小動き、カナダ円は、カナダ中銀が、政策金利を据え置いた、2022年の成長率見通しを上方修正したことで81.64から82.14まで一時上昇した。
1月21日の注目材料
- 08:50 (日) 12月通関ベース貿易統計・季調前 (前回3668億円 (3661億円) 予想9530億円)
- 08:50 (日) 12月通関ベース貿易統計・季調済 (前回5702億円 予想7554億円)
- 08:50 (日) 12月通関ベース貿易統計・輸入 [前年比] (前回-11.1%)
- 08:50 (日) 12月通関ベース貿易統計・輸出 [前年比] (前回-4.2%)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回7307億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回5808億円)
- 09:30 (豪) 12月新規雇用者数 (前回9.00万人 予想5.00万人)
- 09:30 (豪) 12月失業率 (前回6.8% 予想6.7%)
- 09:30 (豪) 12月フルタイム就業者数 (前回8.42万人)
- 09:30 (豪) 12月労働参加率 (前回66.1%)
- 未 定 (日) 日銀金融政策決定会合・政策金利公表 (現行-0.10% 予想-0.10%)
- 未 定 (日) 日銀経済・物価情勢の展望(基本的見解)公表
- 15:30 (日) 黒田東彦日銀総裁・定例記者会見
- 16:45 (仏) 1月企業景況感指数 (前回91 予想92)
- 17:30 (香) 12月消費者物価指数 [前年比] (前回-0.2% 予想-0.4%)
- 18:00 (ノルウェー) ノルゲバンク・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
- 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行17.00% 予想17.00%)
- 20:00 (英) 1月CBI受注動向調査 (前回-25)
- 20:00 (英) 第1四半期CBI製造業楽観視数 (前回0)
- 21:45 (ユーロ圏) 欧州中央銀行・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
- 未 定 (南ア) 南アフリカ準備銀行・政策金利公表 (現行3.50% 予想3.50%)
- 22:30 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁・定例記者会見
- 22:30 (米) 1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (前回11.1 予想12.0)
- 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回96.5万件 予想86.8万件)
- 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回527.1万人)
- 22:30 (米) 12月住宅着工件数 [年率換算件数] (前回154.7万件 予想156.0万件)
- 22:30 (米) 12月住宅着工件数 [前月比] (前回1.2% 予想0.8%)
- 22:30 (米) 12月建設許可件数 [年率換算件数] (前回163.9万件 (163.5万件) 予想160.0万件)
- 22:30 (米) 12月建設許可件数 [前月比] (前回6.2% (5.9%) 予想-2.1%)
- 22:30 (加) 12月新築住宅価格指数 (前回0.6%)
- 00:00 (ユーロ圏) 1月消費者信頼感・速報値 (前回-13.9 予想-15.0)
- 01:00 (米) 週間原油在庫統計 (前回-324.8万バレル)
- 27:00 (米) インフレ指数連動10年物国債入札
- 06:30 (NZ) 12月製造業PMI (前回55.3)
- 06:45 (NZ) 第4四半期消費者物価 [前期比] (前回0.7% 予想0.2%)
- 06:45 (NZ) 第4四半期消費者物価 [前年同期比] (前回1.4% 予想1.1%)
- EU首脳会議
- 米企業決算:インテル、ユニオン・パシフィック、IBM、トラベラーズ、シーゲイト・テクノロジー、キーコープ、ノーザン・トラスト、ギリアド・サイエンシズ、ベーカー・ヒューズ
1月21日の相場見通し
昨晩は、バイデン大統領の就任式にトラブルもなかったことで、NY株3指数が、史上高値を更新する動きとなりましたが、為替市場の反応は限定されました。
直近はリスクオン・オフの反応もまちまちとなっていることは注意しましょう。また、本日は材料が多く、相場が荒れた展開となるか注目しましょう。
特に本日は中央銀行の理事会が多く開催されます。日銀、ノルゲバンク、トルコ中銀、ECB理事会、南アフリカ準備銀行の政策金利発表が予定されています。
日銀は政策の変更は想定されませんが、黒田総裁の会見で、何か話が出ればですが、ETFの買い入れなど継続姿勢を続けると思われますので、悪影響もなさそうです。その他も据え置きが想定されますが、ラガルド総裁の会見では、ユーロ高への警報を述べる可能性に注意です。
経済指標としては、日本の12月通関ベース貿易統計、豪12月雇用統計、 英1月・第1四半期CBI調査、米1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、12月住宅着工件数・建設許可件数、加12月新築住宅価格指数、ユーロ圏1月消費者信頼感・速報値、NZ12月製造業PMIと第4四半期消費者物価などが公表されます。
豪雇用統計は、結果の強弱次第で豪ドルが一定の動きを示しそうです。また米週間新規失業保険申請件数は、引き続き弱い結果がリスクとなりそうです。
また、EU首脳会議は、ブレグジット後で特別何か話題はなさそうです。株価面では、米企業決算次第ですが、堅調な株価が続きそうです。ただ、前述のように株価が上がっても、リスクオンのドル売りとなるかは不透明なことは、留意しておきましょう。
1月21日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドル円
上値を日足の雲にCapされて、下落が102.59まで拡大も、下値を支えて一時104.40まで反発したが、引き続き日足の雲が上値を押さえている。またスロー・ストキャスティクスも再度反転下落を示しており、下値を拡大するか注目したい。
下値は、昨日の安値103.45を割れと103円が視野となるが維持では、引き続き103-104円の揉み合いとなるが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
一方上値は、103.93-104.20の戻り高値が抑えると弱い。104.40の戻り高値を超えて、104.58の戻り高値、雲の上限が104.65に位置しており、抑えると上値追い出来ない。104.75-76の戻り高値を超えて、105.13-16の戻り高値、105.68の戻り高値を超えて、一定の上昇期待となるが、106円のサイコロジカルは、過去の相場の上下を司るネック・ラインとなっており、このCapでは、引き続き上昇もおぼつかない。更なる上昇には、106.11の戻り高値を超える必要があるが、その場合も106.50のサイコロジカル、106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、上抜けは不透明で、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。
デイの戦略としては、突っ込みは避けて、戻り売りで、104円方向を売り上がって、104.10をストップまたは、更に売り上がって、104.40または104.60をストップとする形。ターゲットは、103.45が維持されると買い戻しも、割れるなら103円を前に下げ止まりで利食い&買い場探し。ストップを102.96とするか、102円後半まで買い下がるならストップは102.59割れとするか、102.50割れでも良いかもしれない。こういった場合の買いのターゲットは、逆に103円ミドルが抑えると利食いで、超えても104円を前にしっかりと利食いたい。
ユーロ円
- 予想レンジ: 124.60~126.60
- 基本戦略: 戻り売場探し
- 予想時間:08:42 予想時レート: 125.44
ユーロ円は、下値を122.38と121.62でダブル・ボトム的に支えて、上昇が127.49まで拡大も月足のロングランのレジスタンスが抑えられて、それまでのレンジの下限を割り込む展開。ただ、日足の雲の上限が支えており、突っ込み売りは出来ないが、既に126.20前後の基準線や転換線、126.53-127.06が抑えると弱い。127.49を超えて、129.26-130.16、132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。
一方下値は、現状の安値125.09の維持では、突っ込み売りは出来ないが、割れると124.30-38,124.18の雲の下限が視野となるが、買いが入り易し。ただし、123.90や123.64を割れると123.01-03が視野となるが、長期のサポートが控えるが、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏、121.62や121.48の戻り安値まで割れると下げ幅を拡大して、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、戻りは売り場探しで、126.22をストップ、126円方向への上昇で売りを狙う形。この場合のターゲットは、125.09-28が維持されると利食いで、割れても125円前後からの下げでは利食っておきたい。また、この位置は、ECB理事会で相場が荒れることを考えると若干リスクがありそうなので、様子見なら126.20を超える動きを見ながら127円方向への上昇で売場を探すのも一考となる。その場合127.49をストップ、またこういった上昇では、126.00-20が維持されると利食いとなる。また大きめの下落での買いは、123.90をストップとして125円割れから、124.20-30まで買い下がる形。この場合、長めに持つなら別だが、デイでは、125.09-31が抑えると利食いとなる。また、少し長めの持っても、126円前後が抑えると利食っておきたい。
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