リスクオンの円安復活?

リスクオンの円安復活?

こんにちは。YEN蔵です。

今週の相場振り返りです。

今週(2月8日週)の振り返り

NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」が終了しました。戦国の武将で織田信長の有力な家臣の明智光秀を描いたドラマでした。明智光秀は主君織田信長を本能寺で裏切り天下を取りました。これは本能寺の変と呼ばれ歴史でも小説や映画でも有名な事件なので皆様もご存知かと思います。明智光秀は織田信長を排除したことで天下を取りましたが、すぐに羽柴秀吉に敗れ明智光秀の天下は長続きしませんでした。これを光秀の3日天下と呼ばれています。今週のドルは下落に転じ3日間ではありませんが1月6日からのドルの上昇が一服しました。ドルの天下は一旦終了しました。

1月の初めに0.9%付近だった米10年債利回りは2月8日に1.2%まで上昇し、長期金利の上昇に伴ってドルは上昇してきました。ドルは5日に高値まで上昇しました。ドルの強弱を表すドルインデックスは5日に91.60まで上昇した後に90.45付近で推移しています。

ここのところドルの動きが中心でしたが、ドル円がドル安の中でも比較的堅調なのでクロス円が上昇した後に高値圏で推移しています。

注目ポイント

為替市場でもみ合いが続く中で株式市場は高値を更新する堅調な展開が続いています。日経平均はレジスタンスになっていた29,000円を上抜けして本日29,650円まで上昇しました。ニューヨークダウも31,543.82ドル(11日)、SP500は3931.5ポイント(10日)ナスダックは14,109.11ポイント(10日)と日本は数十年ぶりの高値、米国は史上最高値まで上昇しています。

またビットコインも5万ドル台とこちらも史上最高値となりリスクオンの流れが加速しています。

今は世界的に中央銀行の大規模な金融緩和で流動性がジョブジョブとありますから、資金が様々な資産市場に流入して資産を押し上げる動きが今しばらくは続きそうです。

とはいえ米国の長期金利の動きは注意してみておくことが必要でしょう。長期金利の上昇が速いと、さすがに株価の上昇やビットコインや、商品などの価格に影響を与え下落する可能性があります。ですから金利の上昇、特に指標となる米10年債の利回りはぜひ見ておいてください。ただどこまで金利が上昇すれば株価が落ちるのかは今のところは明確なレベルがわかりません。まずは節目の1%を超えて、1.2%まで上昇しましたが、今のところ株価にとっては影響を与えていません。市場では1.3%とか1.5%とかに注意している人もいますが、明確なレベルはわからず、市場も探りながらという状況になっています。

そのような中で今週はクロス円が高値圏で推移しています。ドル円はやはり106円がレジスタンスとなり104円台後半に下落しましたが、クロス円は高値圏で推移しています。

ユーロ円は127円付近ですが、ポンド円は一時145円まで上昇、豪ドル円も81.35まで上昇とポンド円は昨年3月以来の高値、豪ドル円は2019年4月以来の高値まで上昇しています。

ドルの方向性がはっきりしない中で円安の流れは継続するのではないかとみています。

豪ドル円の予想

豪ドル円は81.35付近まで上昇し2019年4月以来の高値まで上昇しています。豪ドルが堅調な理由は様々あります。ドル安の流れで豪ドルは堅調なのですが、感染の拡大が欧米に比べて落ち着いていることも材料になっているのかもしれません。また世界的に資源価格が上昇する中で資源国の豪ドルが見直されていることもあるのでしょう。

オーストラリアの主要な輸出品は鉄鉱石、石炭、天然ガスです。

レジスタンスになっていた79~80円のゾーンを上抜けして、短期的には80.50付近がサポートになっています。日足一目均衡表の転換線が80.45、基準線が80.30に位置し80円台がサポートできるかどうかがポイントになります。

リスクオンの円安復活?

ここが維持できないと一目均衡表の雲の上限の79.30付近への下落の可能性があります。

80円を維持できれば下落前の高値圏である84円付近への上昇を予想します。

リスクオンの円安復活?

チャートは日足は一目均衡表、RSI、MACD、スローストキャスティックス 250日移動平均線。

週足は一目均衡表、RSI、MACD、スローストキャスティックス 260週(5年)移動平均線です。