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お金のことで失敗するのって、怖いですよね?
できれば経験したくないですよね?
しかしFXにおいて大きな成果を出したいのであれば、失敗を避けては通れません。
失敗から学び、失敗を次に活かせる人こそが、長期にわたって勝ち続けるようになります。
本記事では、そんなFXの失敗例について、初心者がやりがちなパターンを6つほど紹介していきますので、ぜひ今後のトレードの参考にしてみて下さい!
目次
そもそもFXでの失敗とは?
FXの失敗について学ぶ前に、そもそも失敗とはどのような状況を指すのか、その定義をハッキリとさせておきましょう。
皆さんも想像してみてください。どういった状況になれば、失敗したと感じるでしょうか。
それは大半の方のご想像通り「FXによってお金を失うこと」これに尽きるかと思います。
ただFXに限らず、投資において全ての勝負に勝つことはできません。
損切り等の措置によって、資金やレバレッジの調整が不可欠であり、そういった経験がスキルや自信に繋がります。
つまり、単にお金を失う=失敗とは言い切れず、お金を失うことを経験値としないこと、すなわちお金を失ってそのまま退場してしまうことが何よりの失敗となるのです。
おさえておきたいFXの基本
FXの基本は、「損小利大」のルールを徹底することです。
上でも紹介した通り、FXは損切りが不可欠であるため、勝ち越すためにはそれ以上に稼ぐ他ありません。
つまり小さく負けて大きく勝つ、これをひたすらに追求できるトレーダーこそが、真の勝ち組トレーダーと言えるでしょう。
しかし、分かっていながらも、多くの方が「損小利大」のトレードが難しく感じるはずです。
なぜなら人は、生まれ持って損失を避ける性質があり、これをプロスペクト理論と呼びます。
プロスペクト理論を克服しろ!6つの克服方法で損切り上手になれる!損失を避けたいがために、小さな損切りが実行できず、気づいたら強制ロスカット寸前の状況にまで追い詰められてしまうのです。
FXでよくある初心者の失敗例6選
本節では、初心者がよくやってしまう失敗例について紹介していきます。
安定して勝ち越せないという方は、以下のポイントに当てはまっていないかどうか、検討してみて下さい。
失敗例1:損切りができず損失が膨らむ
損切りに躊躇してしまい、いつの間にか決済できないほどの含み損が溜まっていた…というのも初心者特有の失敗です。
上述したプロスペクト理論によって、誰しもが損切りに苦手意識を持っています。
しかし現状に目を向けず、ポジションを放置したままにしておくと、取り返しのつかない事態になりかねません。
よく言われるのが、含み損が3桁の大台に乗ったり、運用資金の3割を超える含み損を抱えると、元の水準に復帰するのは絶望的になる、という点です。
初心者のうちは難しいかと思いますが、自分の想定とは違った相場シナリオになるようであれば、潔く損切りするよう心がけましょう。
なぜ損切りをしないトレーダーはダメなのか失敗例2:ハイレバレッジ取引
FX最大の魅力は、レバレッジを活かして、少額資金からでも一攫千金を狙える点にあります。
しかし、過度にレバレッジを効かせたハイレバレッジな取引をしているようでは、FXで成功を収めることはできません。
なぜなら、たとえハイレバレッジな取引で一時的に勝つことができたとしても、たった1回の負けによって再起不能になる可能性が高いからです。
100万円の資金があれば、レバレッジ25倍を適用することで2500万円分の資金を扱うことができますが、同様に25倍の速さで資金を溶かすことにも繋がります。
「生き残れ!儲けるのはそれからだ!」という投資格言があるように、FXは攻め主体ではなく守り主体であることを覚えておきましょう。
失敗例3:FXの基本を理解していない
スポーツやビジネスなどの勝負事において、基本を知らない者が勝ち続けることはできません。
それはFXにおいても同様で、以下の基本的な用語・語句・セオリー等を把握していなければ、スタートラインに立つどころか、まだ靴ヒモすら結べていない状態です。
冒頭にて、FXの失敗=無意味にお金を失うことと説明しましたが、どうなればお金を失うことになるのか、正しく理解できておりますでしょうか。
基本があれば必ず勝てるというわけではありませんが、勝ち組トレーダーと呼ばれる人たちは、必ず基本を押さえていまので、軽視せずによく理解しておきましょう!
失敗例4:値頃感・根拠の薄いトレード
ポジポジ病を患って、勘で適当なトレードを繰り返してしまうのも、初心者特有の過ちです。
例えばある日突然、1米ドル円=100円になっていたとしたら、どのように感じるでしょうか。
(これは安い!早速ロングでエントリーだ!)
きっと割安に感じて、思わずロングでエントリーを仕掛けたくなるかもしれません。
しかし結局のところ、そう考えているのは自分だけで、大衆はそう考えていないというパターンも往々にしてあります。
自分だけの値頃感や、上がりそうだという希望的観測、そういった心理的弱点は全て、大口・機関投資家にお見通しです。
トレードスキルを向上させるという意味でも、トレードする際はファンダメンタル・テクニカル分析を駆使して、根拠を明確に持つようにしておきましょう!
失敗例5:為替損失 > スワップポイント
コツコツと金利収入を積み重ねるスワップポイント運用は、初心者を中心に人気の高い手法です。
ポジションを保有するだけで金利が付与されるので、時間も手間もかけずに儲けることができます。
しかし、選ぶ通貨ペアやタイミングを誤ってしまえば、受け取るスワップポイント以上に、為替損益で負け越してしまう可能性も考慮しておかねばなりません。
例えば、高金利通貨として有名なトルコリラは、10年以上にわたって大きな下落トレンドを形成してます。
いくら高いスワップポイントを受け取っても、為替損失で相殺されてしまっては意味がありません。
トルコリラが「終わった」と言われる理由は?今後の見通しや最適な運用方法とは実際トルコリラのスワップポイント運用は、バックテストよりあまり儲からないことが分かっています。
初心者からすれば、始めやすくて魅力を感じるスワップポイント運用ですが、思考停止でか勝てるほど甘い手法ではありません。
ぜひこちらの記事の内容を念頭に置かれて、スワップポイント運用で失敗しないための準備をしていただければと思います。
失敗例6:借金や生活費まで投じてしまう人
「借金してまでFXを続けるなんて、あり得ない!」このように考える人も多いでしょう。
しかし、人は良くも悪くも慣れてしまう生き物であり、より大きな刺激を求めてしまうものなのです。
またFXでは、レバレッジの活用によって自己資金以上の金額を運用することができますが、これも1つの借金という形に他なりません。
例えば、現状借金を抱えていなくとも、過度なレバレッジを効かせていれば、値飛び・窓開きによって追証(追加の証拠金を求められること)が発生することもあり得ます。
追証で入金を求められても、手元に資金がなければ借金もやむなし…という人もいるでしょう。
借金を抱えるつもりがなくとも、レバレッジ調整を誤って借金を背負うリスクもあることを知っていただければと思います。
FXの失敗談・成功談コピペまとめ25選!阿鼻叫喚!メシウマ⁉な体験談を紹介FX初心者のリアルな失敗談
ここからは筆者自身や、周りのトレーダーが実際に体験したリアルな失敗談について紹介していきます。
失敗談1:フラッシュクラッシュで大量の含み損
フラッシュクラッシュの恐怖は、実際に経験してみるまでは想像できないかもしれません。
一瞬のうちに数百pipsも変動を起こすので、初めて経験した際は、ポジション画面が真っ赤に染まったことを覚えています。
ここでは語り尽くせないほど、フラッシュクラッシュから学ぶべき点は多くありますが、ひとまず言えることは、何としても強制ロスカットだけは免れることです。
そのためのポイントについて、こちらの記事で解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
失敗談2:FX会社のサーバーダウン
FX会社のサーバーに負担がかかりすぎると、サーバー自体がダウンしてしまい、まともに注文を通せなくなります。
では、FX会社のサーバーに負担がかかるとは、一体どういった状況でしょうか。
想像つくかと思いますが、それはトレーダーの注文が殺到している状況であり、つまりは相場が急変している状況になります。
相場が混乱している最中で損切りを実行しようと思っても、決済注文が通せずに、なす術もなく強制ロスカットを迎えてしまった…という人も少なくありません。
何か起きてから損切り等の対応をするのではなく、事前に逆指値を設定する、もしくはポジションを持ち越さない等の策を講じておきましょう。
失敗談3:両建てで一時しのぎを試みるも…
膨らみ続ける含み損に歯止めをかけるために、両建てを活用して凌ぐという方法があります。
同量のポジションを、買い・売りそれぞれ保有することで、含み損益を相殺するというわけです。
しかし、これは経済合理性に欠く行為であり、根本的な解決になっておりません。
筆者自身も両建てで延命を試みた経験がありますが、その場を凌ぐことはできても、その後の含み損ポジションの扱いに苦労した思い出があります。
放置していてもマイナススワップで資金を削られることになるので、余程のことがない限りは、両建ては控えるようにしておきましょう。
初心者必見!FXで失敗しないための対策
対策1:「FX=難しく」という認識を捨てる
(FXで勝てるのは、一部の才能ある人達だけでしょ…)
皆さんの中にも、FXに対してこのように考えている人がいるかもしれません。
しかし実際のところ、FXで稼げる人は数多く存在しています。
例えば外為どっとコムが調査したところ、個人トレーダーの収支具合について、以下グラフの結果が明らかとなりました。
では、なぜこういった事実や調査結果が初心者にとって重要になるのか。
それは、FXで稼ぐハードルを上げすぎないため、また頑張り次第で何とかなるということを、心の拠り所としていただきたいからです。
人は、あまりにも高すぎる障壁を前にして、懸命に努力を続けることはできません。
だからこそ、初心者のうちから、FXで稼ぐことについてのハードルを下げておくことが重要になります。
対策2:練習・検証・分析を繰り返す
FXは、トレードのスキルを磨いていくことで、必ず勝率が向上していきます。
また検証や分析など、勝つための努力を怠っていては、いつまで経っても負け組のままです。
チャートが上がるか下がるか、全てを運任せにするのではなく、「勝つべくして勝つ」という気概を持って、日々の積み重ねを大事にしていきましょう!
【FX初心者】センスや才能を凌駕する、とっておきの練習方法5選!ところで、初心者の方からすれば、FXの検証とはどういった作業を指すのか、よく分からないことだと思います。
もちろん、最初から全てを詰め込む必要はありません。
まずはMT4やTradingview等のチャートツールに馴染み、ラインの引き方や各種インジケーターの使い方を覚えていくことからスタートしてみはいかがでしょうか。
対策3:デモトレードの結果を過信しない
(デモトレードで結果を出せたから、リアルトレードでも順調に稼げるはず!)
そう思い込んで大金をつぎ込んでしまい、結局大敗してしまうというのが典型的な失敗パターンです。
しかし初心者であるうちは、デモトレードの結果を信じてはいけません。
というのも、デモトレードでは、FXにおいて特に重要な素質である「メンタル」を鍛えることができないからです。
自分のお金が掛かっていると、時として正常な判断を失ってしまい、気づいたときには手遅れになりかねません。
デモトレードで一通り練習を終えた後は、いきなり大きなロットでトレードを始めるのではなく、リアルトレードから少しずつ積み上げて、いつでも実力を発揮できるブレないメンタルを構築していきましょう。
FX初心者におすすめのFX会社3選
FX初心者が選ぶときのポイント
おすすめの口座について紹介する前に、どういった基準で口座を選ぶべきか、そのポイントについて触れておきましょう。
賢く口座選びをするために、以下のポイントに注目してみて下さい。
FXを少しでも有利に始めたいのであれば、上記のポイントについては妥協するべきではありません。
特にデモトレード環境については、FXの基本について無料で学ぶことができるので、初心者ほど優先して然るべきでしょう。
LIGHT FX
とにかく使いやすい口座を選びたい方は、トレイダーズ証券のLIGHT FXがおすすめです。
- シンプルで使いやすい取引ツール
- 高水準なスワップポイント
- 1000通貨からトレード可能
名前にある通り、FXライト層にも親しみやすいシンプルな設計が特徴。
特にスワップポイントは業界屈指であり、スワップ投資メインで運用したい方は、メイン口座として持っておくことをおすすめします。
デメリットとしては、チャートツールに表示できるインジケーターがやや少ないところですが…
仮にあったとしても、初心者のうちから使いこなせるものではありませんので、あまり気にしなくて良いでしょう。
マネースクエア(トラリピ)
マネースクエア社が提供するトラリピは、FXトレーダーの界隈に自動売買ブームをもたらしました。
- トラリピを通じて、資金管理やレバレッジの仕組みが掴める
- スマホアプリの直感的な操作によって、簡単に設定可能!
- 各種手数料が完全無料!
トラリピはナンピン戦略によって、レンジ相場を往復する値動きから利益を生み出し続けます。
長期運用が前提で、損切りは基本的に必要ないため、かなりの高勝率を期待できるでしょう!
実際、初心者の多くがトラリピからFXを始め、8割以上の利用者が利益を出すことに成功しているようです。
FXTF
テクニカル分析を学んで、いち早く初心者を脱却したいという方は、FXTFがおすすめです。
- ドル円のスプレッドが極めて狭い(0.01銭)
- MT4が利用でき、スマホでもPCでもテクニカル分析可能!
- 本格的なデモトレード環境
国内で数少ないMT4が利用できる取引所であり、口座スペックも非常に優秀、加えてスプレッドに関しては業界最高クラス!
初心者にはうってつけのデモトレードの環境も充実しており、口座開設するだけで各種インジケーターを利用することができます。
デモトレードの準備までについては、こちらの記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
FX初心者におすすめの通貨ペアは?
最後に、FX初心者におすすめな通貨ペアについて紹介しておきましょう。
初心者の方は、まず米ドル円から取引を始めてみて下さい。
理由としては、以下の通りです。
- 価格や値動きが安定的
- 通貨ペアの中で最もスプレッドが狭く、練習に最適
- 米ドルは最も取引量が多く、インジケーターが機能しやすい
米ドル円をトレードするにあたって、FXの基本や仕組み、為替相場の一日の動きといったものが掴めるはずです。
また、アメリカの情報は日本人にとって収集しやすく、ファンダメンタル分析の感覚も養えるでしょう。
こんな具合で、初心者にとってもメリットの多い通貨ペアと言えますので、ぜひ米ドル円からのトレードを検討してみて下さい。
まとめ:失敗する理由・要因は押さえるべし!
本記事では、FX初心者の失敗例について、以下のポイントを中心に解説しました。
- FXにおける失敗の定義
- 初心者にありがちな失敗例6選
- FX初心者のリアルな失敗談
- FXで失敗しないための対策
- FX初心者におすすめの口座3選
- FX初心者におすすめの通貨ペアとは
「負けに不思議な負けなし」という格言があるように、失敗には必ず理由があるものです。
その失敗を受け止めて克服できるか、次の機会に活かせるかどうか、試行錯誤を継続できるか…
FXに必要な能力は、これらに集約されていると言っても過言ではありません。
これから初心者として相場に参入する方は、どうか本記事の内容を念頭に入れていただき、同じ過ちをしないよう留意していただければと思います。
以上、参考にしていただければ幸いです。