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おはようございます。だいまんです。
2021年3月12日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場も米長期金利を睨んで、ドルが上下するも、米30年物国債入札が、堅調だったことで、10年国債利回りが、1.55%を手前に上げ渋ったことがドルの上値を押さえた。また、週間新規失業保険申請件数が、市場予想を下回ったことで、NYダウとS&Pが、市場高値を更新する動き、ナスダック指数も、364ポイント高まで反発した。
ドル円は、欧州初頭の米長期金利の上昇を受けて108.72まで反発後、108.36まで下落、ユーロドルは、ECBが予想通り、政策金利の現状維持を発表したが、声明で「パンデミック緊急購入プログラムの購入ペースを次の四半期で大きく加速する」との見解が示されたことで、1.1928まで下落後、ラガルドECB総裁が、「ECBは、イールドカーブコントロールを行わず」、「一時的なインフレ急騰は重視しない」などと述べたこともあり、1.1990まで反発、ポンドドルも1.3997まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が130.02、ポンド円が151.78まで上昇、オージー円は84.55から84.08、NZD円は76.62から78.06で上下、カナダ円は86.62まで上昇した。
3月12日の注目材料
- 08:50 (日) 1-3月期四半期法人企業景気予測調査・大企業全産業業況判断指数 (前回11.6)
- 08:50 (日) 1-3月期四半期法人企業景気予測調査・大企業製造業業況判断指数 (前回21.6)
- 16:00 (英) 1月月次GDP [前月比] (前回1.2% 予想-4.9%)
- 16:00 (英) 1月鉱工業生産指数 [前月比] (前回0.2% 予想-0.6%)
- 16:00 (英) 1月鉱工業生産指数 [前年同月比] (前回-3.3% 予想-4.0%)
- 16:00 (英) 1月製造業生産指数 [前月比] (前回0.3% 予想-0.8%)
- 16:00 (英) 1月商品貿易収支 (前回-143.15億ポンド 予想-125.01億ポンド)
- 16:00 (英) 1月貿易収支 (前回-62.02億ポンド 予想-45.63億ポンド)
- 16:00 (独) 2月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.7% 予想0.7%)
- 16:00 (独) 2月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回1.3% 予想1.3%)
- 19:00 (ユーロ圏) 1月鉱工業生産 [前月比] (前回-1.6% 予想0.3%)
- 19:00 (ユーロ圏) 1月鉱工業生産 [前年同月比] (前回-0.8% 予想-2.1%)
- 22:30 (加) 2月新規雇用者数 (前回-21.28万人 予想7.50万人)
- 22:30 (加) 2月パートタイム雇用者数・季調値 (前回-22.54万人)
- 22:30 (加) 2月フルタイム雇用者数・季調値 (前回1.26万人)
- 22:30 (加) 2月失業率 (前回9.4% 予想9.2%)
- 22:30 (加) 2月労働参加率 (前回64.7%)
- 22:30 (加) 1月卸売売上高 [前月比] (前回-1.3%)
- 22:30 (加) 第4四半期設備稼働率 (前回76.5%)
- 22:30 (米) 2月卸売物価指数 [前月比] (前回1.3% 予想0.4%)
- 22:30 (米) 2月卸売物価指数 [前年同月比] (前回1.7% 予想2.7%)
- 22:30 (米) 2月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回1.2% 予想0.2%)
- 22:30 (米) 2月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回2.0% 予想2.6%)
- 00:00 (米) 3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 (前回76.8 予想78.0)
- 00:00 (米) 3月ミシガン大学消費者信頼感現況指数・速報値 (前回86.2)
- 00:00 (米) 3月ミシガン大学消費者信頼感期待指数・速報値 (前回69.8)
- IOC委員会
- 日本メジャーSQ
3月12日の相場見通し
昨晩は、米長期金利が高止まりするも、落ち着いた展開となったこと、株価の上昇などもあって、ドル売りが優勢となりました。引き続き米長期金利の動向に注目ですが、一応今週の入札を無難にこなしたことや週末要因もあって、米長期金利に調整が続けば、ドルの軟調な展開が続きそうです。
経済指標としては、日本の1-3月期四半期法人企業景気予測調査、英国では、1月月次GDP、1月鉱工業・製造業生産指数 と貿易収支、ユーロ圏では、独2月消費者物価指数・改定値と1月鉱工業生産、カナダでは、2月雇用統計、第4四半期設備稼働率と1月卸売売上高、米国では、2月卸売物価指数と3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが公表されます。
経済指標に対する関心度が低下していますが、カナダの雇用統計は、原油相場の上昇で強さを見せるカナダドル相場に、一定の利食い場を与えるか注目しましょう。また米国では、3月ミシガン大学消費者信頼感指数の結果次第で、米長期金利が動くか注目ですが、直近この指標に対する相場の反応は限定されています。余程のサプライズな結果とならない限り、相場の影響は見えないかもしれません。
その他では、日本株はメジャーSQを迎えます。メジャーSQの数値が、過去相場の分岐なるケース多く、SQ値が相場の上値を抑えるのか、下支えとなるのか注目して対応しましょう。
3月12日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドルカナダ
- 予想レンジ:1.2500~1.2600
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:19 予想時レート: 1.2529
ドルカナダは、上値を1.3421や1.3391でCapされて、下値を1.2468まで拡大も、一旦この位置は支えられている。引き続きこういった位置が支えると良いが、スロー・ストキャスティクスも反転下落を示しており、割れると月足からは1.2398-1.2451などもターゲットとなるが、1.2250まで割り込むと、1.2083-1.2172の戻り安値圏まで視野となる。このリスクは1.2062の安値割れで、その場合は、サイコロジカルな1.20、更に月足のフィボナッチ・リトレースメント(0.9059~1.4690)からは50%となる1.1875まで視野となるのか注意しておきたい。
一方上値は、既に日足の雲を前に、1.2683-00、1.2737-83,1.2833-70が抑える弱い。1.2882の戻り高値を越えて、1.2916、1.2935の戻り高値が視野となるが抑えると上値追い出来ない。1.2958の戻り高値を超えても、それ以前の安値となる1.2995、日足の雲の上限と重なる1.3040、1.3092-1.3138、1.3173-78の戻り高値を超えて、1.3300のサイコロジカルが視野となるが、売りが出易い。あくまで1.3391や1.3421の戻り高値を超えて、一定の反発期待となる。
デイの戦略としては、雇用統計の発表もあって、追いかけて売るのは難しいが、大きめの反発では売り狙いとなる。売りの狙い目は、1.2600-20から1.26ミドルまで売り上がって、ストップは1.2699越えまたは、更に1.27まで売り場を探すなら、ストップは1.2738越えとなる。ただターゲットは、現状の安値1.2521前後の維持、割れても1.25のサイコロジカルでは、しっかりと利食いとなる。また1.25前後は、サイコロジカル的強く、一回買ってみるのも面白いかもしれないが、ストップは1.2450割れなどで対応して、ただ、ターゲットは、1.2580-00などが抑えると利食っておきたい。
ポンド円
- 予想レンジ:150.50~152.10
- 基本戦略:押し目買い(ベンチャー的には売りも)
- 予想時間:09:39 予想時レート: 151.90
ポンド円は、147.97の高値からのレジスタンスや月足の雲の下限を上抜け、上昇が昨晩151.84まで拡大。現状更に151.90レベルまで上値拡大している。確かに高いレベルで売りたくなるが、ただスロー・ストキャスティクスが、再上昇しており、単に値ごろ感で売るのは避けて置きたい。
上値は、152円をしっかりと超えると、月足からは153.86などが視野となるが、156.60の戻り高値の上抜けは不透明で、更に157.05には横ばいとなる月足の雲の上限が位置しており、上値を抑える可能性が残っている。
一方下値は、上昇が一過性で不透明感はあるが、150.41-80,148.12-43などが維持されると上昇サポートが有効で強い展開が続くが、ただし、147.41や147.29を割れると、エクステンションが崩れ、146.36-56,145.87なども視野となるが、維持では良いが、145.22の戻り安値を割れると144.04-50,142.85、142.20が視野となるが、日足の雲の上下が控え、維持では堅調が続きそう。ただし、維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただ直ぐにこの下方ブレイクが実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従って、デイの戦略としては、上値追いは厳しく、積極的なら早期には152.00-10などは売ってみたい。ストップは価格が不透明なため、152.50越えに置いて対応。ターゲットは、151.50や151円が維持されると利食いとなる。また買いは、60分足のサポートなる151円方向への下落で買い場を探して、ストップは150.41-60-割れなどで対応。ターゲットは、152円が上値を抑えると利食いとなる。