バイナリー(バイナリーオプション)とは?FXとの違いや稼ぐ方法・おすすめ業者まで徹底解説

バイナリー 意味

FXの延長線で簡単にトレードができる人気の投資商品、バイナリー(バイナリーオプション)

年々に取引人口も増えているバイナリーですが、実はあまり詳しく理解していない、という方もまだまだいらっしゃいます。

例えば、「そもそもFXとは何が違うの」「バイナリーってどういう意味?」「FXより稼げるの?「どうやって始めればいいの?」などなど色んな不安や疑問点が浮かんでくるでしょう。

そこで今回はこのバイナリーについて、取引できる種類からおすすめの業者まで徹底的に解説していきたいと思います!

この記事を最後まで読めばバイナリーについての基礎知識はしっかりと身につき、誰でも不安なく取引できるはずです。

丁寧に詳しく解説していきますので、ぜひ投資初心者の方も最後までご覧になってくださいね^^

それではまず、バイナリーの意味から解説していきます!

バイナリー(バイナリーオプション)とは?

バイナリーは英語で「binary」と表記し、日本語では「二者択一」や「二進法」という意味になります。

この「bi」が英語の「two」に相当し、「2」を意味します。

まずはバイナリーは2択をする投資と覚えてください。

バイナリーオプションとは?

そして「選択売買権」の意味を持つ「option」が付き、正式名称は「binary option」と表記さます。

日本語訳すると「二者択一の権利を売買する投資」という意味になります。

「買い」か「売り」の2つを選ぶ投資、と覚えておけば問題ございません。

ルールはとてもシンプルで、【目標レート】を選択し、選択した通貨ペアの価格が【判定時刻】に【目標レート】よりも高くなっているのか低くなっているのかを予測するだけです。
予想が決まったら、対応するチケットを希望枚数だけ購入して結果を待ちます。

なお、海外業者を使って取引する場合は、選択した通貨ペアの価格が【判定時刻】に現在のレートよりも上がっているのか下がっているのかを予想します。
国内業者と海外業者とでルールに違いはありますが、どちらも分かりやすいものになっています。

そしてこのルールがFXとの大きな差でもあります。

FXにはポジションを保有する際の時間制限はないため、何日でも持ち続けることができます。

数日単位で行うスイングトレードや、数ヶ月単位で取引するキャリトレードなどが良い例ですね。

しかし、バイナリーオプションはポジションを保有できる時間が決まっていて、制限時間になれば自動的に決済される仕組みになっています。

またここがバイナリーオプションを行うメリットにもなります。

バイナリーオプションの仕組み・稼ぐ方法

バイナリーオプションは、選択した通貨ペアの価格が目標レートよりも上がるか下がるかを予想するだけなので、何も工夫せず単純に二択で選んだ場合、トレード勝率は50%となります。

トレード勝率50%と聞くと、「結局のところ利益も損失も出ないのでは?」と思うかもしれませんね。

ところが、トレード1回分の利益額は、トレード1回分の損失額に通常及びません。
つまり、バイナリーオプションは「勝率50%のトレードを続けると損する」という仕組みになっています。

例)以下の条件でトレード

・購入金額550円、獲得金額1,000円のチケットを1枚購入してトレード開始
・上記トレードを10回行った結果、勝率50%

トレードで1回勝った場合の利益 :
獲得金額 1,000円 - 購入金額 550円 = 利益 450円

トレードで1回負けた場合の損失 :
獲得金額 0円 - 購入金額 550円 = 損失 550円

1回分の利益 450円 × (10回 × 50%) - 1回分の損失 550円 × (10回 × 50%)
= 5回分の利益 2,250円 - 5回分の損失 2,750円
= 損失 500円

したがって、バイナリーオプションで稼ぐためには、少なくとも勝率50%超えを目指さなければなりません。
上記のケースであれば、単純な二択で選ぶのではなく、テクニックを加えることで勝率を60%に引き上げることができれば、500円の利益が生じます。

例)さきほどと同じ条件でトレードを10回行った結果、勝率60%

1回分の利益 450円 × (10回 × 60%) - 1回分の損失 550円 × (10回 × 40%)
= 6回分の利益 2,700円 - 4回分の損失 2,200円
=利益500円

そのため、バイナリーオプションを始めたばかりのころは、テクニックを磨いて勝率を上げることを優先するとよいでしょう。

最初はトレード金額を少なく抑えて多くの経験を積み、勝率が55~60%ほどにまで上がってきたらトレード金額を増やすのが、バイナリーオプションで稼ぐコツです。

バイナリーオプションを選ぶ3つのメリット

バイナリーオプションでトレードするメリットについて、いくつかご紹介したいと思います。

FXトレーダーのかゆいところに手が届くようなメリットとなっていますので、FXトレードに悩みを抱えている方はぜひご覧ください^^

メリット1:強制的に決済される

FXトレーダーが持つ悩みの多くは、「自分で損切りできない」「利確ポイントが分からない」といった決済に関わる部分です。

しかしバイナリーオプションでは判定時間になったら自動で決済されるので、「自分で決済できない」という悩みはなくなります。

損切りも利確も全て強制的に行われるので、FX初心者の方にとっては嬉しいシステムですよね。

実はこういったメンタル面で安心できる投資は珍しく、ここがバイナリーオプションの最大のメリットとも言えます。

コツコツドカンを繰り返してしまう方や、損切りルールを守れない方はぜひバイナリーオプションに挑戦してみてください。

メリット2:相場の値動きが小さくても稼げる

海外業者を使ったバイナリーオプションは、判定時間までに価格が一定のラインよりも高いか、低いか、もしくは価格内に収まっているかを予想するので、値動きが小さくても利益が狙えます。
(国内業者を使う場合は、チケット購入金額の変動を通して、相場の値動きが利益に反映されます)

FXの場合は通貨ペアの差益を狙うので、どうしてもある程度の値動きやボラティリティが必要になります。また、当然ですが値幅によって利益は変わってきますよね。

ただ海外業者を使ったバイナリーオプションでは、どんなに価格が動こうが利益金額は最初から決まっているので、変動することはありません。

つまり値動きが小さくても安定して同じ利益が狙える、ということです。

メリット3:資金管理が簡単

FXの最大の魅力は小資金から大きな金額を動かせるレバレッジという仕組みですが、バイナリーにはその仕組はありません。

そのため、投資金額に対して決まった割合の利益と損失額が発生します。

総資金に対して何%のリスクを取れるか決めておけば、その分の金額を投資するだけで、複雑な計算やロット調整などは必要ありません。

例えばFXトレードで10万円の資金のうち1%のリスクを許容する場合、エントリーする価格から損切りのまでの値幅を測り、その値幅に対して1万円の損失が出るようにロットを調整する必要があります。

しかしバイナリーオプションの場合は投資金額に1万円を入力するだけで済みます。

FXに比べて資金管理が遥かに簡単ですよね。

資金管理に手間や苦手意識を感じている方にとって、このバイナリーオプションのシンプルさはとても嬉しいですよね。

バイナリーオプションとFXの違い

バイナリーオプションは、FXと比較されることの多い取引方法です。
どちらも為替レートの変動によって利益や損失が生じるので、非常によく似ていると感じるのではないでしょうか。

ただし、バイナリーオプションとFXには、明確な違いが3つほど存在します。

そこで、両者の間にある3つの違いについて解説するので、ぜひご覧ください。

違い1:ペイアウト(払い戻し)

バイナリーオプションでは、相場の上昇・下降について予想が当たった場合にお金が払い戻されます。
この払い戻しのことをペイアウトといいます。

ペイアウトされる金額は、チケット購入金額にペイアウト倍率をかけて算出します(ペイアウト倍率については、のちほどご説明いたします)。

予想アタリのケース:
ペイアウト金額 = チケット購入金額 × ペイアウト倍率
(利益は「ペイアウト金額 - チケット購入金額」)

一方で予想が外れた場合は、ペイアウトが一切ありません。
つまり、チケット購入金額分だけ損失を出したことになります。

予想ハズレのケース:
ペイアウト金額 = 0円
(損失はチケット購入金額分だけ)

具体例を挙げると、チケット購入金額が総額10万円、ペイアウト倍率が1.9倍のケースにおけるペイアウト金額は、以下のようになります。

予想アタリ:
チケット購入金額 10万円 × ペイアウト倍率 1.9倍
= ペイアウト金額 19万円(利益 9万円)

予想ハズレ:
ペイアウト金額 0円(損失 10万円)

上記の計算式から分かるように、ペイアウト金額には為替相場の変動幅がまったく考慮されません。
つまり、上記の計算式上は、為替相場の変動幅がいくら大きくなろうとも、ペイアウト金額は一切影響を受けないのです。

一方でFXの場合は、為替相場の変動幅が大きくなるほど、利益や損失は拡大していきます。

例)1ドル=100円のときに、100万円で1万ドルを購入していたケース

1ドル=105円でドル売り:
保有額 1万ドル ×(売却時のレート 105円 - 購入時のレート 100円)
= 利益 5万円

1ドル=110円でドル売り:
保有額 1万ドル ×(売却時のレート 110円 - 購入時のレート 100円)
= 利益 10万円

※証券会社に支払うスプレッド(手数料)を考慮していません。

このように、為替相場の変動幅に応じた影響を受けるのがFX、受けないのがバイナリーオプションといった違いがあります。
為替相場が大きく動いたとしても、バイナリーオプションのペイアウト金額は変わりません。

ただし、国内業者を使ってバイナリーオプションを取引するのであれば、実質的には為替相場の変動の影響を受けることになります。
現在レートと目標レートとの差が大きくなるほど(加えて判定時刻までの残り時間が長くなるほど)、チケット購入金額が小さくなる仕組みになっているからです。

また、国内業者の場合はペイアウト金額がチケット1枚あたり1,000円に固定されているので、チケット購入金額が小さくなるほどペイアウト倍率は大きくなります。

例)チケット購入金額とペイアウト倍率のイメージ
(現在レートを「1ドル=100.0円」とした場合。数値は仮定)

【1】判定時刻に目標レート「1ドル=100.1円」より円安になると予想

チケット購入金額 = 600円

ペイアウト倍率
= ペイアウト金額 1,000円(固定) ÷ チケット購入金額 600円
≒ 1.67倍

【2】もっと円安が進むと考え、目標レート「1ドル=100.2円」より円安になると予想

チケット購入金額は550円

ペイアウト倍率
= ペイアウト金額 1,000円(固定) ÷ チケット購入金額 550円
≒ 1.82倍

⇒【2】は【1】よりも現在レートと目標レートの差が大きく、予想は当たりにくい。
だから、【2】のほうがチケット購入金額は小さく、ペイアウト倍率は大きくなる!

このように、国内業者を使ってバイナリーオプションを取引する場合は、実質的に為替相場の影響を受けます。

なお、海外業者に関しては以前と変わらず、ペイアウト倍率に対する為替相場の影響はありません。

違い2:レバレッジ

FXは少額で始められるのが魅力です。
しかも、少額の資金で多額のトレードを行うことができます。

それを可能とする仕組みがレバレッジです。国内の証券会社を使う場合は、最大25倍のレバレッジをかけられます。

例えば10万円の資金を投じる場合、最大250万円の資金を運用できるようなイメージです。

例)国内の証券会社、資金10万円のケースにおける最大トレード金額

資金 10万円 × 最大レバレッジ 25倍 = 最大トレード金額 250万円

ただし、レバレッジを掛けるほど利益・損失ともに拡大していきます。
そのため、一定以上の損失が出た場合に強制決済する損切りなど、FXでは常にリスクヘッジを考えながらトレードする必要があります。

一方でバイナリーオプションには、レバレッジという考え方そのものが存在しません。

違い3:手数料

FXで実際に通貨を取引すると、最初は必ず損失からスタートします。
この損失はスプレッドと呼ばれる手数料にあたり、証券会社の収入になります。

一方で、バイナリーオプションにはスプレッドがなく、手数料は無料です。
チケットを購入するにあたり、手数料が生じることもありません。

ただし、のちほどご説明するペイアウト倍率が2倍未満の場合、1回勝って1回負けると損失が発生します。

勝率50%のトレードを続けると損失が拡大するため、実質的には手数料がかかっていると見ることもできます。

バイナリーオプションで押さえておきたい4つの基礎用語

バイナリーオプションにはマストで抑えておきたい4つの基礎用語があります。

これだけ覚えておけばバイナリーの基礎はマスターしたも同然です。

1つ1つ丁寧に解説してきますので、ぜひ覚えてくださいね^^

用語1:チケット

バイナリーオプションでエントリーすることを、チケットを購入すると呼びます。

これから価格が上がるチケットもしくは下がるチケットを選ぶことをバイナリーオプションのエントリーとなります。選んだチケットの結果が予測通りになれば、利益が払い出せるという仕組みです。

そして結果が予測どおりにならなかった場合、チケット購入金額が損失となります。

この場合、失うのはチケット購入金額になるので、相場が予測に反して大きく動いたとしても、購入した金額以上の損失をだすことはありません。

また、予測通りに相場が動いた場合はチケット購入金額とペイアウト金額の差額が利益となります。

そして購入したチケットは途中で売却することも可能です。

相場が予測通りに動き、利益を確定させたい場合や相場が予測に反して動き、損失を早めに確定させたい場合に売却をすることでその時の相場に合わせた対応が可能です。

一度購入したチケットは判定時間まで必ずしも保有する必要はありません。

用語2:ペイアウト倍率

為替レートの高低の予測が当たった際にもらえる配当金をペイアウトといいます。

そしてペイアウト倍率とは、予測が当たったときに投資金額の何倍のペイアウトがもらえるのかを表す数値です。

例えば、ペイアウト率が1.8倍のチケットを1万円分購入して予想が的中すると、1万円の1.8倍にあたる18,000円のペイアウトが発生します。

基準時刻と判定時刻の間隔が離れているほど予測が難しくなるので、ペイアウト倍率も高まる傾向があります。

投資金に対する利益率と覚えておくといいでしょう。

用語3:ラダー取引

判定時刻に実際のレートが「目標レート」よりも上か下かを予測する取引方法で、国内でもっとも導入されている取引方法です。

バイナリーオプションと言えば、コレ、と考える方も少なくはないと思います。

判定時刻までの残り時間が少なくなったタイミングで、実際のレートが目標レートよりも大きく離れている場合や、逆に目標レートにとても近い場合は、予測は簡単ですよね。

ただ、基本的に残り時間が少なくなるにつれて予想は簡単になるので利益は低くなるので、終盤ではそれほど旨味はありません。

利益を大きくするためには、予測が難しい残り時間が多いタイミングでエントリーする必要があります。

また、勝利条件は「目標レート」よりも「高いか」or「低いか」の選択で決めます。

用語4:レンジ取引

レンジ取引とは、判定時刻に実際のレートがあらかじめ設定された「目標レンジ」の範囲内に収まるかどうかを予測する取引方法です。

実際に設定されている「目標レンジ」に幅によって難易度は変わりますが、「目標レンジ」の幅が大きければ予測しやすい場合も多いというのが特徴です。

「目標レンジ」に対して価格が上昇しすぎてもダメですし、価格が下降しすぎてもダメなので、価格変動のない状況かどうかも加味してトレードする必要はあります。

勝利条件は「目標レート」の「IN(内側)」or「OUT(外側)」の選択で決めます。

以上の4つの基礎用語は必ず覚えておきましょう。

これだけ覚えておけばもうバイナリーオプションの8割は理解したも同然です!

あとは実践しながら覚えていくといいでしょう。

バイナリーオプションのリスクや注意点

バイナリーオプションは、どなたでも手軽に始められる取引です。
だからこそ、常に意識しておかなければならないリスクや注意点があります。

どのような落とし穴がバイナリーオプションに潜んでいるのか、きちんと確認しておくと安心して取引できますよ。

ギャンブル依存に注意

バイナリーオプションは二択で選べるので、あまり深く考えすぎずに取引できるのが魅力です。

しかし、根拠をまったく無視して取引するのは、勝率50%のギャンブルです。
そのような取引を繰り返していると、ギャンブル依存症に陥ってしまう危険が生じます。

以下のように、金融庁はバイナリーオプションについて注意喚起を行っています。

バイナリーオプションは、比較的少額で購入でき、取引における損失額はオプション料に限定されることから、一見、リスクの低い取引であると誤解を招きやすいうえ、安いオプション料に惹かれペイアウトを受け取る可能性が低い取引を選好し、短時間で損益結果が判明するために、安易に何度も取引を行ってしまうおそれがあります。そして、短期間に繰り返し取引した結果、多額の損失を被るおそれがあります。

引用元:金融庁|バイナリーオプション取引にあたってご注意ください!

バイナリーオプションがギャンブル依存症に繋がりやすいのは、脳が強い刺激を受け続ける状況に置かれやすいからです。

具体的には、脳に刺激を与えるとドーパミンという快楽物質が分泌され、人は心地よい気分になります。
ところが、短時間に何度も刺激を与え続けてしまうと、次第に脳が刺激に慣れ、1回の刺激に対して感じる快楽が減ってしまいます。
最後には心地よさを求める欲求が強くなりすぎて、自分の意思ではバイナリーオプションの購入を止められなくなってしまうのです。

ハラハラ、ドキドキする感情は、バイナリーオプションを購入するからには必ずつきまといます。
理性が働かなくなって、生活資金をつぎ込んだり借金を背負ったりすることのないように注意する必要があるでしょう。

バイナリーオプションは二択で選ぶといっても、決してギャンブルではありません。
毎回、必ず根拠を探しながら取引するようにしてくださいね。

参考:公益社団法人 日本薬学会|ギャンブル依存症について

利益より損失が大きくなるリスクに注意

バイナリーオプションでは、購入タイミングが遅れるほど利益額が減っていきます。
判定時刻が近くなるほど、チケット購入金額は高くなっていくからです。

ところが、判定時刻が目前に迫ってから取引した場合でも、予測が外れることはあります。
そして予測が外れた場合は、チケット購入金額分の損失が発生します。

つまり、慎重に予測しようとすればするほど、1回の取引について利益額は小さく、損失額は大きくなっていきます。

そのため、バイナリーオプションは結果的にハイリスク・ローリターンの取引となる場合が多いのです。

バイナリーオプションは慎重に取引すればギャンブルにはなりませんが、損失額が利益額を超えるリスクがあることを意識しておかなければなりません。

利益を口座から出金できないリスクに注意

バイナリーオプションの取引で利益を出せたとしても、業者から出金を拒否されると1円の収入にもなりません。
それどころか、元手を回収できなければ損失が生じます。

業者の出金拒否というリスクは、日本の法律に従って金融商品取引業の登録をしている国内業者であれば、ほとんど起こりません。
このリスクについては、主に海外業者を使う場合に注意を払う必要があります。

海外業者は独自の出金条件を設けているケースが少なくありません。
特に、新規口座開設時や入金時にボーナス(無料で手に入る資金)を付与している海外業者には要注意です。

海外業者を使いたい場合は、少なくともご自身で出金条件を細かく確認しておく必要があります。
目先の利益優先で業者を選ぶと出金トラブルが起こりかねないので、十分にお気を付けくださいね。

投資詐欺業者に注意

世の中にはバイナリーオプションを詐欺目的で勧誘している業者、SNSで声をかけてくる詐欺集団などが存在します。

確認されている手口としては、「粗悪な情報商材をUSBメモリなどに入れ、高額で売り付ける」「多額の利益が得られることを誘い文句に、レクチャー料を先払いで要求する」などがあります。

さらには、友人が詐欺に加担し、勧誘してくることもあるので要注意です。
詐欺のターゲットにされた学生が、悪意のないまま別の友人をダマしてしまうケースも確認されています。

金融庁は、実際にあったトラブルをもとに注意を促しています。

大学生など20歳代を中心に、友人やSNSを通じて知り合った相手から、「必ず儲かる」などと勧められ、バイナリーオプション取引の投資分析ツールの入ったUSBメモリなど、高額な情報商材を購入した後に、海外無登録業者との取引に誘導され、取引を始めたが、「多額の損失が発生した」「業者と連絡が取れない」「解約できない」などのトラブルが急増しています。

引用元:金融庁|バイナリーオプション取引にあたってご注意ください!

バイナリーオプションが詐欺に利用されるケースは多いので、たとえ勧誘してきた相手が知り合いであっても注意したほうがよいでしょう。

なお、詐欺であることを見抜く一番簡単な方法は、投資のうたい文句に「必ず儲かる」「絶対損しない」といった断定的な言葉を使っているかどうかです。
断定的な言葉を使ってバイナリーオプションに関する商品を勧めるのは、法律違反だからです。

バイナリーオプションの勧誘を受けたときは注意しましょうね。

参考:e-Gov|金融商品取引法第38条

バイナリーオプションは国内業者がおすすめ

バイナリーオプションを始めるためにはFX同様に、証券会社から口座を開設する必要があります。

その中でもやはりサポートが充実している国内証券会社での開設がおすすめです。

またサポート以外にも安全に国内証券会社のほうが安全性が高いため、海外の証券会社はおすすめできません。

その安全性について2つの観点から解説したいと思います。

理由1:入出金が拒否されるトラブル

海外業者だと入金や出金に関してのトラブルが起こりやすいです。

海外業者は日本の金融庁に登録しておらず管轄外であるため、トラブルが報告されても手出しができず、金融庁も手を焼くほど・・・。

具体的には、まず新規口座開設と初回入金でボーナス(無料で取引できる余剰資金)がつくと宣伝します。

そして、その誘惑に乗って入金したら後日出金依頼を行っても拒否される、といった事例がよく起こります。

また酷い場合は出金時の本人確認に必要と言われ、クレジットカード情報といった個人情報を提出した結果、悪用されるケースもあります。

後で詳しく紹介しますが、日本の大手企業で取引したほうが安全でしょう。

理由2:信託保全がない場合がある

海外の証券会社には信託保全が保証されていない場合があります。

信託保全とは証券会社が顧客から預かった資産を自己資本と区分して、外部の金融機関に預けて保全する仕組みです。

この仕組みにより、万が一証券会社が倒産しても、顧客の資産は委託先の金融機関から全額返還されます。

信託保全は投資家保護の観点から、金融商品取引法などで証券会社会社に義務付けられています。

しかし海外業者は国内業者のように自己資本比率の規制はないので、無理な経営を行っていて財務状態が危うい可能性も十分ありえます。

そのため2019年1月のフラッシュクラッシュや、2019年8月のトランプ大統領の対中関税発動などで相場が急落した影響など、倒産するリスクも高いので気をつけてください。

おすすめのバイナリー業者5選

それではおすすめのバイナリーオプションの業者を紹介したいと思います。
取引人口、約定率、手数料などを加味して厳選したえりすぐりの業者たちです。

これから始めたい方、どこか良い証券会社を探している方はぜひ参考にしてください^^

業者1:FXだけじゃなくてバイナリーも強い「GMOクリック証券」

まず最初にご紹介するのが、GMOクリック証券です。
FX取引でも人気の口座ですが、バイナリー取引でも人気の口座なのを知っていましたか^^?

  • FX取引高 世界第1位 (ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2020年12月)
  • 2020年上半期の支払総額に対する受取総額は圧巻の平均97.7%!
  • バイナリー取引に必須の分析ツールが高性能で使いやすい!

GMOクリック証券にはこのような強みがあります!

2020年上半期のラダー取引における支払総額に対する受取総額の割合は、平均で97.7%と、常に96%以上を維持するハイスコア。

また独自の分析ツール「プラチナチャート」はプロトレーダーも愛用するほどの高性能なので、FXでもバイナリーオプションでもこの口座を持っておいて損はありません^^

むしろこのツールが欲しくてGMOクリック証券で口座を開設するトレーダーもいるほど・・・!

もし色々と口座を見て迷ったら、GMOクリック証券で解説しておけば間違いありません。

業者2:勝ちやすい「オプトレ!」ができる「YJFX」

2つ目にご紹介するのはヤフー株式会社の子会社が運営している「YJFX」です。

こちらも日本最大手の企業が運営しているほか、FX口座としても人気の証券会社です。

  • レンジ取引の受取総額割合は100%越えを連発!
  • 最短60秒で判定!すぐにトレード結果が出る
  • 取引は8つの通貨ペアから選択可能!

YJFXにはこのようなメリットがあります。

中でもYJFXオリジナルの「オプトレ!」では、もっとも一般的なラダーオプションに加え、シングルとワイドという2パターンのレンジオプションが取引できるほか、取り扱い通貨ペア数は8通貨ペアと充実しています。

この2パターンのレンジオプションが用意されているのは、国内では「オプトレ!」だけです。

また、バイナリーオプションは、判定時刻の2分前まで取引できるところが多数派ですが、「オプトレ!」では判定時刻の1分前まで取引可能なところも大きな特徴です。

この「オプトレ!」はトレーダーが勝ちやすく、実際に2019年10月は支払い(還元率)が122.79%になり、YJFX!は大赤字を出したそうです!

その時の利益を出したトレーダーの割合は60.14%!10人に6人が利益を出している計算になります。

日本の大手FX会社でレンジ取引ができるのは、YJFX!の「オプトレ」だけなので、必ずほしい口座です!

業者3:カンタン3STEPでバイナリーを始められる!「FXプライムbyGMO」

そして3つ目はGMOグループの会社、株式会社FXプライムbyGMOが運営しているFXプライムbyGMOです。

ここもGMOクリック証券と同じく大手がバックに付いているのでサポートや約定に関しては安心できます^^

  • 無料の「ぱっと見テクニカル」はバイナリーツールとしても使える!
  • 仲値を狙った取引ができる
  • 利用者の多くは初心者!

FXプライムbyGMOにはこのようなメリットが詰まっています!

2020年の取引実績をみても、支払総額に対する受取総額の割合は常に90%以上を出している優秀なバイナリー口座です。

またFXプライムbyGMOの最大の魅力は、日本の仲値発表(AM10:00)を狙った手法が使えることと、ぱっと見テクニカルを使って値動きを自動予測できる点です!

こちらはFXトレードでも利用することができるので、多くのトレーダーからも人気の証券会社になっています。

また、スキャルピングトレードでも使えるのでスキマ時間にもトレードすることができます。

メインとして使ってもいいですし、スキャルピング用のサブ口座でこちらを持っておくのもいいですね。

業者4:LION BO/ヒロセ通商

4つ目はヒロセ通商が運営している証券会社です。
こちらもFX口座としても人気の会社ですね^^

  • 知名度の高い証券会社
  • ラダーオプションで7コースの選択肢がある
  • 取引ツールにバイナリーオプションの価格推移も表示
  • すぐにデモ口座が使える
  • 1,000円未満での取引が可能
  • スマホアプリも使い勝手が良い

ヒロセ通商にはこのような特徴があります。

バイナリーオプション規制以降、各バイナリーオプション会社でサービス面での差は少ないのですが、その中でもラダーオプションの選択肢が7コースと多いです。

また、取引画面では為替レートのチャートとバイナリーオプションの購入価格の推移のチャートが2つ表示されているので、購入価格とチャートの連動性が把握しやすい特徴があります。

国内バイナリーオプション業者の中では大手の証券会社であり、使い勝手の良い取引ツールと購入できるコースの多さで初心者から上級者まで全般的におすすめできるバイナリーオプション業者と言えます。

ただ、バイナリーオプションのタイプは「ラダーオプション」のみです。

また、1日の取引可能回数も9回と他のバイナリーオプション業者が11回~12回というのに比べると少なく設定されています。

取引ツールは見やすいのですが、選択肢や取引機会が少ないデメリットもあります。

業者5:安心の国内バイナリー「みんなのオプション」 – みんなのFX

みんなのオプションはトレイダーズ証券のサービスです、

トレイダース証券は同時にみんなのFXやみんなのシストレなどのサービスも提供していますので、聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか^^?

  • 50円から始められる!
  • ラダーオプションとレンジオプションの2種類の取引方法
  • mac、スマホ何でも対応

みんなのオプションにはこのような特徴があります。

みんなのオプションはバイナリーオプションのサービスの中でも非常に使いやすく、初心者の方にも人気のサービスです。

また、50円ほどの少額から始められ、さらに2つの取引方法が使え、macでも操作しやすい点も魅力的ですね。

また初心者の方でもチャートの勉強や難しい取引をしなくていいので非常に簡単で、最短2分で取引ができるお手軽な投資です。

上場企業のトレイダーズ証券が運営している点でも安全性が高く信頼できるサービスと言えるでしょう!

ただデメリットとしては通貨ペアの少なさと言えます。

みんなのオプションでは米ドル/円・ポンド/円・ユーロ/円・ユーロ/米ドルの4種類です。
他のFX会社では6種類の所もあったりするので、通貨ペアは少なめですね。

一方でバイナリーオプションでは値動きが読める通貨ペアが好まれるので特に通貨ペアが少ないことの問題はないです。

総評として、FX初心者の方におすすめのバイナリーの証券会社です、

なぜなら、取引が簡単でチャートを見る必要もありませんし、リスクは投資金額だけなのでリスク管理も簡単です。

やはり、一般的なFX取引はチャートを読むことも必要ですし、売買のタイミングなど上級者でも難しいことが要求されます。

なので、FXの入り口としてみんなのオプションを使用して、そのなかでチャートがどのように動いていくのかの知識を付けていくのがおすすめです!

以上がバイナリーオプションのおすすめの証券会社でした。

バイナリー初心者の方はぜひ参考にしてくださいね^^

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!