期明けも、イースター休暇や米雇用統計を控えて様子見ムードか?【2021年4月1日】

期明けも、イースター休暇や米雇用統計を控えて様子見ムードか?【2021年4月1日】

おはようございます。だいまんです。

2021年4月1日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米3月ADP全米雇用報告が、+51.7万人と市場予想の+55万人を下回ったが、前月分が上方修正されていたこともあり、ドル売りは限定された。また月末・四半期末のリバランス・フローで、ロンドン・フィキシングに向けて、ドル売りが一時強まったが、総じて揉み合いの範囲から逸脱しなかった。株価面では、米長期金利の高止まりにも、ナスダック指数は上昇したが、NYダウは、バイデン大統領のインフラ投資計画の発表を控えて、横ばいの動きに留まった。

ドル円は、アジア時間の高値110.97から111.41まで一時利食いに押され、ポンドドルは1.3813まで買い戻された。またユーロドルは、1.1704から1.1760まで反発したが、フランスで土曜日から4週間にわたるロックダウン開始が正式に発表されたことが嫌気された。

一方クロス円では、ユーロ円は129.67から130.04、ポンド円は152.79から152.21、オージー円が84.48から84.05は、NZD円は77.73から77.24、カナダ円は88.25から87.84で上下した。

4月1日の注目材料

  • 06:30 (豪) 3月AIG製造業指数 (前回58.8)
  • 08:50 (日) 1-3月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 (前回-10 予想-1)
  • 08:50 (日) 1-3月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き (前回-8 予想4)
  • 08:50 (日) 1-3月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断 (前回-5 予想-5)
  • 08:50 (日) 1-3月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き (前回-6 予想-1)
  • 08:50 (日) 1-3月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 [前年度比] (前回-1.2% 予想-1.4%)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回5516億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-797億円)
  • 09:30 (豪) 2月貿易収支 (前回101.42億豪ドル 予想95.00億豪ドル)
  • 09:30 (豪) 2月小売売上高 [前月比] (前回0.5%)
  • 10:30 (豪) 2月居住用住宅ローン [前月比] (前回10.9%)
  • 10:30 (豪) 2月投資用住宅ローン [前月比] (前回9.4%)
  • 10:45 (中) 3月財新製造業PMI (前回50.9)
  • 15:00 (独) 2月小売売上高指数 [前月比] (前回-4.5%(-6.5%) 予想2.0%)
  • 15:00 (独) 2月小売売上高指数 [前年同月比] (前回-8.7% (-9.3%) 予想-5.0%)
  • 15:30 (スイス) 3月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.4%)
  • 15:30 (スイス) 3月消費者物価指数 [前年比] (前回-0.5%)
  • 15:30 (スイス) 2月実質小売売上高 [前年同月比] (前回-0.5%)
  • 16:30 (スイス) 3月SVME購買部協会景気指数 (前回61.3 予想64.8)
  • 16:50 (仏) 3月製造業PMI・改定値 (前回58.8 予想58.8)
  • 16:55 (独) 3月製造業PMI・改定値 (前回66.6 予想66.6)
  • 17:00 (ユーロ圏) 3月製造業PMI・改定値 (前回62.4 予想62.4)
  • 17:30 (英) 3月製造業PMI・改定値 (前回57.9 予想57.9)
  • 20:30 (米) 3月チャレンジャー人員削減予定数 [前年比] (前回-39.1%)
  • 21:30 (加) 2月住宅建設許可件数 [前月比] (前回8.2% 予想-1.4%)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回68.4万件 予想68.0万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回387.0万人)
  • 22:30 (加) 3月マークイット製造業PMI・季調値 (前回54.8)
  • 22:45 (米) 3月マークイット製造業PMI・改定値 (前回59.0 予想59.0)
  • 23:00 (米) 3月ISM製造業景況指数 (前回60.8 予想61.0)
  • 23:00 (米) 3月ISM製造業価格指数 (前回86 予想85)
  • 23:00 (米) 3月ISM製造業新規受注指数 (前回64.8)
  • 23:00 (米) 3月ISM製造業雇用指数 (前回54.4)
  • 23:00 (米) 2月建設支出 [前月比] (前回1.7% 予想-1.0%)
  • 02:00 (米) ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁「シンポジウムで講演」
  • 中国人民銀行・金融政策会合
  • OPECプラス閣僚級会合
  • 日英加・新会計年度スタート

4月1日の相場見通し

昨晩は、月末・四半期末、イースター休暇を控えて、総じて揉み合い気味の相場展開となりました。

本日から日本や英加では、新会計年度がスタートします。新年度の相場に向けて、一定の方向感が出るか注目ですが、通常この時期は、様子見気分も残り易いことから、相場の大きな動きにつながり難いことは、留意しておきましょう。

尚、バイデン大統領が、220兆円規模のインフラ投資計画を発表しました。規模は想定より、少なかったようですが、財源として、法人税率を21%から28%に引け上げ、企業の海外利益に対する税率も10.5%から21%に引き上げるとしています。増税は株価面では、マイナスですが、個人富裕層やキャピタル・ゲイン課税の引き上げを見送ったことなどから、好感される動きもありそうです。イースター休暇を控えて、動きづらいでしょうが、今夜のNY株価の動きには、注目しておきましょう。

経済指標としては、1-3月期の日銀短観、豪州では2月貿易収支、2月小売売上高と住宅ローン、中国の3月財新製造業PMI、独2月小売売上高指数とユーロ圏各国の3月製造業PMI・改定値、スイスでは3月消費者物価指数、2月実質小売売上高と3月SVME購買部協会景気指数、英3月製造業PMI・改定値、カナダでは2月住宅建設許可件数と3月マークイット製造業PMI、米国では週間新規失業保険申請件数、3月マークイット製造業PMI・改定値とISM製造業景況指数などが発表されます。

総じて経済指標に対する反応の鈍い展開が続いており、日本の日銀短観に対する市場の反応は限定されるでしょうが、米国では、バイデン政権の追加経済対策で、良好な経済指標が続いています。本日の米国では週間新規失業保険申請件数やISM製造業景況指数の好結果が、米長期金利の押し上げにつながるか、注意しましょう。

4月1日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

豪ドルドル

  • 予想レンジ:0.7520~0.7620
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:09:28 予想時レート: 0.7582

下値を0.7006と0.6992でダブル・ボトムを形成して、上昇が0.8007まで拡大も、サイコロジカル的に重要な位置に到達して、トピッシュな形。スロー・ストキャスティクスも下落傾向を続けており、上値は重くなりそう。

ただ、下値は、既に日足の雲を割り込んでおり、0.7564-71の戻り安値圏を守れれば良いが、割れると、0.7515、0.7462の下ヒゲ、0.7374-0.7423の戻り安値まで視野となるが、この位置はそれ以前の高値やロングランのサポートと合わせて、維持では堅調が続く。ただし、維持できない場合、0.7339―52、0.7255―81まで視野となるが、この維持は不透明も0.7223の安値まで割れると、崩れ気味となり、その場合0.7029-50まで視野となる。また0.6992安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。

一方上値は、既に0.7665の戻り高値が抑えると弱く、超えても0.7447-73ゾーンの戻り高値圏に、日足の雲が控えて、0.78前後までは売りが出易い。0.7850-84ゾーンの戻り高値から0.8008の高値を越えて、0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発があれば売り狙いとなる。ストップを0.7665に置いて、0.7620前後から0.7650まで売り場探し。ターゲットは、0.7564-71の維持では買い戻しも、割れるなら、0.7500-20の維持では、軽く利食いとなる。また、買いはこういった位置では控えた方が良さそうで、あくまで0.74台を待つ姿勢で検討したい。

期明けも、イースター休暇や米雇用統計を控えて様子見ムードか?【2021年4月1日】

ユーロ円

  • 予想レンジ:129.00~130.50
  • 基本戦略:押し目買い
  • 予想時間:09;44 予想時レート: 129.87

上昇が、130.67まで一時拡大も、現状はトピッシュとなる形。ただ、スロー・ストキャスティクスが反転気味となっており、上抜けの可能性も残ることは留意しておきたい。

上値は130.05の昨日の高値、サイコロジカルな130.50が抑えると上値追い出来ない。130.67を超える動きから132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。

一方下値は、転換線や基準線と絡む128.83-129.23ゾーンが維持すると強いが、128.18-38の戻り安値圏や雲の上限の128.08を割れると、127.31-77の雲の下限まで視野となるが、維持では良いが、維持出来ない場合、126.98-127.13ゾーン、126.17-126.70が視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来きないが、125.98-126.10の戻り安値圏を割れると125.60,129.05-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03が視野となるが、長期のサポートが控えるが、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏、121.62や121.48の戻り安値まで割れると下げ幅を拡大して、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、追いかけるのは厳しく、押し目があれば買い狙いで、129.35-50ゾーンの押し目から買い下がりを検討して、129.00-20まで買い下がって、ストップは128.83割れ。ただ、ターゲットは130.05の高値を超えないなら利食い優先となる。また売りは不透明だが、130.05や130.67の戻り高値が上値を抑えるなら検討課題だが、抑えるなら同様に129.35-50ゾーンが維持されると利食いとなる。
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