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FXで稼ぎたいと思うなら、やるべきことは一つ。
しっかり勉強して、知識やスキルをつけていくことです!
「やっぱり勉強しないとダメなのか・・・」と肩を落とす方もいるかもしれませんが、コツコツ勉強していくことこそ、FXでコンスタントに稼ぐための唯一の方法だと言わせてもらいます。
もちろん世の中には、楽してFXで稼ぐ方法もあるかもしれませんが、そもそもそういう方法を探し出すのは至難の業(正直、運に大きく左右されるでしょう……)。
また、スポーツでも料理でも、コツコツ勉強することが上達への一番の近道ですよね。
そこはFXも同じ。
しかし落胆する必要はありません!
これから確実に稼いでいきたいと思う方のために『FXの5ステップの勉強法』と題して、絶対におさえておきたいFXの勉強内容を網羅しました。
つまり基本的なFXの勉強は、この記事をご覧になれば自ずと身につけられるということ。
この勉強内容を理解すれば、あなたがトレーダーとして稼ぎ始める土台は完璧になるでしょう。必ず最後まで読んで、FXの実践に落とし込んでくださいね。
目次
【FXの勉強ステップ1】最低限必要な知識と4つの専門用語を知る
1つ目の勉強は『最低限必要な知識、専門用語を知る』です。
例えば、あなたが生まれて初めて野球をやろうと思ったとき。
「どうやって勝ち負けを決めるのか」「アウト、セーフなどの意味が分からない」という状態でいきなり試合をしようとしても、無理ですよね。
FXも最低限必要な知識や専門用語があります。
そこでおさえておきたいFXの知識、専門用語を以下にまとめました!
FXを学ぶ最初のステップ、実際にトレードを始める前におさえておきましょう。
知識1:利益を上げる仕組みを知ろう
FXは、外貨を売買してその差益を狙って利益を上げる投資です。
アメリカへ旅行する場面をイメージしてみてください。例えば、出発時に為替レートが1ドル=100円のとき、100万円を10,000ドルに両替したとします。
その10,000ドルを持ってアメリカ旅行に出発しましたが、現地ではクレジットカードで支払いをしたほうがお得だということを知り、10,000ドルの現金は一切使わずに旅行を終えたとしましょう。
日本に帰国後、10,000ドルを日本円に両替しようとしたら為替レートが1ドル=110円に変わっていると、はたして何が起きるでしょう?
この状態で10,000ドルを両替すると、手元に110万円の現金が入ってくるんです。
ただ両替をしただけで10万円の利益を手にしたことになります。この利益を「為替差益」といい、FXでも主にこの為替差益を狙ってトレードしていきます。
ちなみにFXでは、必ず2ヶ国の通貨をセットにしてトレードするんです。「円とドル」「ポンドとユーロ」などですね。この2ヶ国の通貨の組み合わせを「通貨ペア」といいます。
この段階では、「2つの通貨を交換して利益を上げるんだなぁ〜」とイメージしてもらえれば大丈夫です!
それよりも、このあと解説する4つの専門用語は、FXで利益を上げるためにも絶対に知っておくべき言葉なので、必ずおさえてくださいね!
専門用語1:スプレッド
スプレッドとは、トレードする際の買値と売値の差のこと。
前提として、FXは「買い注文」「売り注文」のどちらでもトレードできる投資です。
こちらも複雑に考える必要はありません。値動きがもっと上がっていくと思えば「買い」、下がるだろうと予想したら「売り」をするのがトレードというもの、くらいの認識をしておいてください。
さて、そこで売り注文をする場合は「SELL」、買い注文をする場合は「BUY」を選択するわけですが、ここでスプレッドが影響してきます。なんと、両者の値が同じになることはありません。通貨ペアや証券会社によりますが、必ず値が少しズレているんですね。
例えば下記の画像では、SELL(売り)が103.066円で、BUY(買い)は103.067円なので、差額は0.001円、スプレッドは0.1となります。
「この差額、つまりスプレッドは何のためにあるの?」と思うかもしれませんが、ここにはしっかり意味があるんです!
実はこのスプレッドは、FXの取引手数料にあたるもの。
スプレッドがあるからこそ、FXの売買システムを提供している証券会社は利益を得られるわけです。
ATMでお金を引き出すときに手数料がかかりますよね。あの手数料は銀行や郵便局の利益になっていますが、FXのスプレッドも同じ仕組み。
トレーダー側から考えてみると、当然スプレッドが小さければ小さいほどコストをおさえることができるので、トレードする際にはスプレッドがどれくらいなのかチェックしてみてくださいね!
専門用語2:レバレッジ
「FXは小資金からスタートしても、大きな利益を狙うことができる」と、聞いたことはありませんか?
これはまぎれもない事実です。
そして、小資金でもガツンと稼げてしまうのは、この「レバレッジ」があるからこそ。
レバレッジという言葉には「てこの作用」という意味があります。
FXにはレバレッジ、つまり“てこ”のように「小さな力(資金)で大きなものを動かす(トレード)」という仕組みがあるので、証券会社に担保として預けたお金の数倍以上のお金を動かすことができるんです!
例えば、国内証券会社のレバレッジは最大25倍です。つまり単純に考えた場合、10万円の資金があれば「10万円×レバレッジ25倍」で、250万円分の資金が動かせるといえます。
とても魅力的な仕組みですが、同時に注意しないといけないポイントでもあるんですね。
レバレッジを最大まで効かせるというのは、大きな利益を狙える一方で、リスクを高めていることにもなります。
仮に10万円の資金で、レバレッジを最大限効かせてエントリーした場合、相場が少しでも予想と逆方向へ動くと損失額も一気に跳ね上がる可能性もあるんです……。
メリットとデメリット、どちらも頭に入れてレバレッジという仕組みを活用してくださいね!
専門用語3:スワップポイント
スワップポイントとは、2カ国間の金利差から得られる利益のことです。
例えば、日本円のような低金利通貨を売って、トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドなどの高金利通貨を買うと、その金利の差額を受け取ることができます。
FXでは「為替差益」を狙うやり方が主流ですが、ポジションを保有している間に毎日受け取れるスワップポイントを狙って利益を上げるスタイルも、FXには存在するんです。
ポジションを持っているだけで毎日利益を生み出せるというのがミソですね。
株も持っているだけでお金を受け取れますが、それは配当という形で、半年や1年に1回という頻度でしか受け取ることができません。
なので実は、このスワップポイントを目当てにして、FXでトレードしているトレーダーも少なくないわけです。
ただ、スワップポイントはポジションを翌日に持ち越してはじめて受け取ることができるので、翌日を待たずに決済すると、当然スワップポイントは受け取れません。
専門用語4:ロスカットと証拠金
ロスカットとは、ポジション保有中に損失がある一定レベルに達したとき、それ以上損失が大きくなるのを防ぐため強制的に決済する仕組みのことです。
”強制的”というと、何だか横暴なイメージを持つかもしれませんが、ロスカットはトレーダーを守ってくれるかなり親切な機能だと言えます。
もし仮にロスカットなしでポジションを保有したとしましょう。
ちょっと目を離した隙に相場が急変動し損失がどんどん膨らんでしまうと、最悪の場合は多大な借金をすることになります……!
だからこそ、ロスカットは想定以上に資金を減らさないための、そして借金を抱えるリスクを未然に防いでくれる安全装置だと言えるんです。
ただし、あくまでもロスカットは最終手段。ロスカットされたら資金の大部分を失うのは間違いないので、最初からあてにしてはいけません。
次に証拠金ですが、これはトレードする際に証券会社に預けておくお金のことで、言わば担保金のようなイメージです。
ちなみに、この証拠金がある一定の水準まで減ると、ロスカットが執行されるようになっています。
一定の水準のことを”証拠金維持率”といい、「純資産÷必要証拠金×100」という計算式で算出します。
また、ロスカットが執行される証拠金維持率の値は証券会社によって異なるので、使っている証券会社のホームページなどで事前に確認してみてください。
それでは、FXで最低限必要な知識と専門用語の解説はこれくらいにして、次はFXの仕組みについて勉強していきましょう!
【FXの勉強ステップ2】FXの仕組みを知る
FXの勉強を次のステップに進めましょう。
ここからはFXで利益を上げる仕組みを解説していきます。
FXで利益を上げる2つの仕組み
まず、FXには大きく分けて2つの稼ぎ方があるので、1つずつ見ていきましょう!
FXで利益を上げる仕組み1:為替差益
為替差益はキャピタルゲインとも呼ばれる稼ぎ方です。
通貨が安いときに買い、高いときに売って利益を狙っていきます。
FXでメジャーなのは、この為替差益を狙う方法で、様々な手法やツール、相場の分析方法が存在します。詳しくはこのあと解説していきますね!
FXで利益を上げる仕組み2:スワップ収益
スワップ収益はインカムゲインとも呼ばれる稼ぎ方。
銀行にお金を預け入れておいてコツコツ金利を受け取るような方法です。
先ほどお伝えしたように、スワップポイントはポジションを保有し続けている限り、毎日受け取ることができるのが大きなメリットですね。
また、このスワップ収益にはもう一つ大きなメリットがあり、それは為替レートが上がるか下がるかが関係ないということ。トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨を保有しているだけで、毎日コンスタントにスワップ収益は発生します。
ただ、保有している高金利通貨を売り、日本円やアメリカドルなどの低金利通貨を買ったら、逆にスワップポイントを毎日支払わないといけないので気をつけましょう。
そして、スワップポイントをどれくらい受け取れるかは証券会社によって違います。
もしスワップ収益を狙うトレードをしたいのであれば、スワップポイントの高さをウリにしている証券会社で口座開設をするのがおすすめです!
FXの5つの注文方法
それでは、ここからもう少し具体的なFXの勉強をしていきましょう。
為替差益を狙うにしてもスワップ収益を狙うにしても、まずはエントリー、つまり注文しないと何も始まりません!
そこでFXで必ず勉強しておきたい注文方法を、5つ紹介していきますね。
注文方法1:成り行き注文
まずは『成り行き(なりゆき)注文』ですが、これが最もシンプルで基本的な注文方法です。
成り行き注文とは、チャートを見ながら「今のレートで買いたい!」もしくは「今のレートで売りたい!」というときに使える注文方法です。
成り行き注文は細かくレートを指定せず、相場の動きを見ながら注文する方法なので、すぐに注文を出せて売買そのものも成立しやすいという特長があります。
チャート画面上で「SELL(売り)」か「BUY(買い)」をクリックするだけで注文が完了するので、まだFXに慣れていない初心者でも簡単に注文できるはずです!
注文方法2:指値注文、逆指値注文
次は『指値(さしね)注文』と『逆指値(ぎゃくさしね)注文』についてです。
指値注文とは、「この価格になったら買って!」または「この価格になったら売って!」という予約をあらかじめ入れておくイメージの注文方法です。
上記の画像はドル円チャートの、とある場面だと思ってください。
今の価格が1ドル=100円だとして、「ここから95円まで下がったら買いたい」と考えたとしましょう。
そんなときに役立つのが、この指値注文。
「95円になったら買う」という予約を事前にすることができるので、一度指値注文を入れてしまえばあとは95円になったタイミングで、自動的にエントリーしてくれます。
もちろん、「現在の価格から105円まで上がったら売りたい」という予約の注文をしておけば、実際に105円に達したタイミングで自動的に売りエントリーをしてくれるんです。
この指値注文を活用すれば、チャートや価格を監視しておく必要はありません。快適なトレードの実現をサポートしてくれる、便利な注文方法ですね。
では続いて、『逆指値(ぎゃくさしね)注文』ですが、その名前の通り、指値とは逆の注文方法です。同じく画像を使って解説していきましょう。
指値注文の逆なので「今の価格(100円)よりも上がったら買い」、「下がったら売り」というのが、逆指値注文です。
仕組みは上記の通りですが、わざわざ高いときに買うことに違和感を覚える方もいるかもしれませんね。
一体なぜ、逆指値注文が存在するのか、そしてどんな場面で使うのかを考えていきましょう!
実は、相場にはある価格を突破したことがきっかけになって、上昇もしくは下落の勢いが強くなることがあるんです。
上記の画像を例にすると、ドル円の価格が105円に達したあと、それがきっかけになって上昇の勢いが強くなり、どんどん価格が上がっていくという予想を立てたのであれば、この逆指値注文がうまく機能します。
もう一方のパターンでも同じことが言えますね。
ドル円の価格が95円に達したら、そのまま下落の勢いが増すと予想するなら、逆指値売り注文を設定しておきましょう。
事前に設定してしまえば、価格が95円になったタイミングで自動的に売り注文をしてくれます。
この逆指値注文は、相場のトレンドについていくトレンドフォローをする際にとても役立つ注文方法です。
注文方法3:OCO注文
3つ目の注文方法は『OCO(オーシーオー)注文』です。
OCOとは「One Cancels the Other」の略で、つまり一度に2つの注文を発注しておいて、どちらか一方が成立すると、もう一方は自動的にキャンセルしてくれるという意味。
OCO注文をすれば、相場を読み間違えてしまったとしても、損失リスク回避を注文の時点で行えます!
さらに、このOCO注文はエントリーと決済、両方の注文で使えるとても便利な注文方法です。
例えば、これから相場が上昇すると予想して、1ドル=100円のときに買ったとします。
このエントリーのタイミングで「102円になったら売り(=利益確定)、98円になったら買い(=損切り)」と、あらかじめ2つの注文を出しておけば、仮に予想とは逆方向に相場が動いても、自動的に損切りをしてくれるんです。
そして、利益確定になっても損切りになっても、もう一方の注文は自動でキャンセルしてくれます。
注文方法4:IFD注文
4つ目の注文方法は『IFD(イフダン)注文』です。
IFD注文も、一度に2つの注文ができる注文方法ですが、OCO注文とはちょっと違います。
このIFD注文を使えば、”エントリー”と”決済”の注文を一緒に出せるので、注文が完了した段階で利益確定まで自動で行ってくれるんです!
例えば、「1ドル=105円になったら買って(エントリー)、そこから110円まで上昇したら売る(利益確定)」というように、エントリーと決済の注文を同時に予約できます。
ほったらかしで稼ぐというのも、このIFD注文を使えば実現可能ということですね!
ずっとチャートに張り付いて、相場を見守る時間がない方にはピッタリの注文方法だと言えます。
ちなみに、利益確定までを自動でやってくれるパターンのIFD注文だけではなく、損失を限定してくれるパターンのIFD注文もあるんです。
これから相場が上昇すると予想を立てて「1ドル=105円になったら買う(エントリー)」と、ここまでは先ほどと同じですが、「でも、105円からなかなか上昇せず、103円になったら売る(損切り)」という注文も出せます。
FXで自分のお金を使ってトレードすると、どうしても利益確定や損切りの場面でメンタルがブレて、思うような結果を出せないトレーダーも少なくありません。
感情に左右されることなくトレードする上で、このIFD注文が役に立つのは間違いありません!
注文方法5:IFO注文
ラスト、5つ目は『IFO(アイエフオー)注文』。
IFO注文は、OCO注文とIFD注文を組み合わせた注文方法です。
つまり、「新規注文・利益確定注文・損切り注文」の3つの注文をすべて一緒にできてしまうということ!
具体的には、新規注文はIFD注文、利益確定注文と損切り注文はOCO注文で行います。
例えば、1ドル=100円の状態でこれから相場が上昇するだろうと予想している場面で考えてみましょう。
105円まで上昇したら買いエントリーをして、その後107円になったら売り(利益確定)、もしくは103円になったら売り(損切り)を行う。
これらすべてをセットで注文できるのがIFO注文で、ここをマスターしてしまえば、トレードにかかる手間が一気に少なくなるので、ぜひ完璧に覚えておきたい注文方法です!
初心者におすすめのFX口座3選
さあ、FXの注文方法も勉強してきましたが、トレードする上で誰もが絶対に済ませておかないといけないのが”FXの専用口座を開設すること”です。
とはいえ、FX口座を開設できる証券会社は数多くあるので、FX初心者はどこで開設しようか迷ってしまいがち。
そこでここでは、FX初心者におすすめしたい、証券会社を3つピックアップして紹介していきたいと思います!
さっそく結論から伝えますが、おすすめの証券会社は以下の3つです。
- DMMFX
- GMOクリック証券
- SBI証券
どの証券会社も”FX初心者におすすめできるポイント”がそれぞれあります。
おすすめ口座1:DMMFX
まず『DMMFX』は、FX口座開設数が国内第一位の大手証券会社。
出金手数料や口座維持手数料など、FXにかかるあらゆる手数料が無料ですし、トレードする度にポイントをゲットできちゃうんです!
ポイントの導入はかなりマニアックですし、1ポイント=1円の価値があるのでお得感を味わいやすいと話題になっています。
DMMFXには他にも様々な特長があるので、もっと知りたい方はぜひDMMFXについて詳細に語っている記事も併せてチェックしてくださいね!
おすすめ口座2:GMOクリック証券
次に『GMOクリック証券』です。
GMOクリック証券最大の特長は、抜群にトレードしやすい環境が整っていること。
主にパソコンでトレードする人とスマホでトレードする人、それぞれに向けた高機能取引ツールがGMOクリック証券では用意されているんです!
また、HDI格付け調査「問合せ窓口/Webサポート部門」で最高評価の三つ星を獲得したこともあるほど、サポート体制が充実しているのもFX初心者にとっては安心できるポイントですね。
詳しくはGMOクリック証券の特集記事もありますので、ぜひご覧ください。
おすすめ口座3:SBI証券
最後に『SBI証券』です。
FX初心者の中でも「数万円単位じゃなくて、もっと少ない金額で始めてみたい……」という慎重派の方におすすめしたいのが、このSBI証券。
証券会社は各社それぞれが取引単位を定めているのですが、SBI証券では1ドル(1通貨単位)からトレードできるんですね。
最低1,000通貨単位や1万通貨単位をベースにしている証券会社が多い中で、SBI証券の1通貨単位からOKというのは、かなり異例なこと。
それこそ、100円からレバレッジなしでFXを始められます。
興味がある方は、ぜひSBI証券について解説している記事も見てみてくださいね!
【FXの勉強ステップ3】チャートの見方と分析方法を勉強する
ここまでFXを勉強してきたら、いよいよ実践編です!
口座開設まで完了したら、実際にトレードできる環境が整うわけですが、そこで欠かせない知識がチャートの見方や分析方法について。
一度読んですぐに理解できなくても大丈夫なので、じっくり理解を深めていきましょう。
ここでは3つのことを知っておいてほしいので、順番に解説していきますね。
FXチャートの3つの見方
その1:チャートの縦軸と横軸
まず、FXチャートは縦軸が価格、横軸が時間を表しています。
これは時間の経過とともに価格がどう変化したかが分かるようにするためですね。
FXのチャートには1分足、5分足、1時間足、日足、週足など様々な時間軸が存在します。
1分足は1分で価格がどれくらい動いたのか、日足は1日で価格がどれくらい動いたのかを表すので、時間足の名前と値動きがリンクしているイメージですね。
どの時間足を表示させるかは自由ですが、できるだけ価格の変化を細かく見たいのであれば1分足や5分足などの短い時間足を表示させましょう。
逆に、数日単位や数週間単位など、長期間で価格がどう動いたかを確認したい場合は、日足や週足、月足を表示させましょう。
ちなみに、FX初心者が利益を狙っていくのにおすすめのやり方は、日足や週足などの長期足を確認してから、4時間足、1時間足、30分足と少しずつ短期足を確認していく方法です。
相場全体の動きを正確に把握しながら、細かなチャンスも逃さず狙っていけます。
その2:トレンドライン・サポートライン・レジスタンスライン
チャートを見てみると分かりますが、似たようなポイントで価格が何回も反発したり、決まった方向(上向きor下向き)に価格が動き続ける場面がよくあります。
実は、このパターンを覚えておいてチャートにラインを引けるようになると、トレードの精度が飛躍的にアップするんです!
まず最初に覚えてほしいのが【トレンドライン】。
トレンドラインとは、チャートに引く斜めの線です。
決まった方向に価格が動き続ける状態を「トレンドが発生している」と言い、トレンドが発生している相場のことを「トレンド相場」と言います。
上昇トレンドもしくは下落トレンドが発生している相場に、トレンドラインを引くことで、どこでエントリーと決済をするかの目安になります。
また、併せて覚えておきたいのが【レジスタンスライン】【サポートライン】の2本。
サポートラインとは、安値を結んだ水平線のことです。
下値の支持をする線として機能するかを確認するために使われるので、下値支持線とも呼ばれています。
サポートラインを下に割り込んできたら、価格がそのまま下落していく可能性を示すサインです。
レジスタンスラインは、サポートラインの逆で高値を結んだ水平線のことです。
上値を支持する線として機能するかを確認するために使われるので、上値抵抗線とも呼ばれています。
レジスタンスラインを上に抜けたら、価格がそのまま上昇していく可能性を示すサインとして見ることができます。
その3:3つのトレンド
すでに少し触れましたが、相場にはトレンドの種類が3つあります。
上昇トレンド、下落トレンド、そして横ばいです。
上昇トレンドはその名の通り、相場が右肩上がりに上昇している状態で、下落トレンドについても相場が右肩下がりに下落している状態のこと。これらをまとめて『トレンド相場』と言います。
また、横ばいの状態を『レンジ相場』と言い、一定の値幅の間で行ったり来たりしている状態のことです。
レンジ相場はトレンド相場に比べて、利益を狙うのが難しいと言われていて、トレンド相場に切り替わるタイミングを見極められるかが、FXで稼ぐ上では重要になります。
しかも、実際の相場ではトレンド相場が2~3割程度、残りの7~8割はレンジ相場と言われているので、トレンド相場を見つけたら積極的に利益を狙っていきたいところです。
さて、ここまでFXのチャートの見方を勉強してきました。
次は具体的な分析方法を学んでいきましょう。
FXの分析方法は2種類あります。
2つの分析方法を組み合わせて予測を立てると、トレードの精度が間違いなく上がり利益に直結するので、確実に押さえましょう。
分析方法1:ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、経済ニュースなどの相場に影響を与える出来事に注目して、値動きを予測していく分析方法です。
経済ニュースというのは世界各国の金融政策、要人発言などの情報を指します。
ただ、これらをすべて事細かにチェックするのは現実的に不可能ですよね。
そこで、ここではファンダメンタルズ要因として特に注目すべき情報をピックアップして紹介します!
- 米国雇用統計(毎月第一金曜日)
- FOMC声明(6週間ごとの火曜日に発表で年8回)
- FOMC議事録(FOMC開催から3週間後に公示)
- 日銀金融政策決定会合(年8回)
- 欧州中央銀行政策金利発表(毎月第1木曜日)
もちろん、通貨ペアによってどの経済ニュースの影響を受けやすいかは違いますが、上記の5つは定期的に発表があり、かつ多くの通貨ペアに影響を及ぼしやすいものです。ぜひトレードする際にはぜひチェックしてみてください。
また、コチラの記事でもファンダメンタルズ分析について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
分析方法2:テクニカル分析
もう一つの分析方法が、テクニカル分析です。
テクニカル分析とは、過去の値動きをベースにしてこれからの相場の動きを分析していく方法です。
ファンダメンタルズ分析とは違い、FX初心者から上級者まで同じように判断できる基準があるものが多いので、積極的にトレードに取り入れていきたい分析方法ですね。
ただ、テクニカル分析と一口に言っても、様々な種類があるので、自分にあったものを選んで使うことが利益獲得のためには重要になります。
先ほど紹介した3種類のラインを活用する方法も、テクニカル分析です。
さらに、インジケーターという便利ツールを取り入れることも可能で、主に「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類があります。
トレンド系はトレンドの方向性を分かりやすく示してくれるテクニカル指標で、それに対してオシレーター系は、相場の買われすぎ、売られすぎを判断するためのテクニカル指標です。
ここで全てを解説するのは難しいので、トレンド系とオシレーター系でメジャーなものをいくつか紹介しましょう!
インジケーターはMT4搭載のもの以外にもありますし、またここで取り上げていないようなFXのテクニカル分析方法は存在します。
奥が深いテクニカル分析の詳細はコチラでも解説しているので、ぜひ確認してみてくださいね!
【FXの勉強ステップ4】デモトレードを使用する
ここまできたら、FXの勉強も終盤戦です!
4つ目に取り上げたいFXの勉強ステップは「実際にトレードしてみよう!」ということで、『デモトレード』について解説していきます。
デモトレードとは、本番と同じような環境でトレードを体験できる、FXの練習試合のようなもの。本物のお金ではなく架空のお金を使うので、損失を出してしまってもノーダメージで済みます。
そんなデモトレードのメリットとデメリットをまとめてみました。
- <デモトレードを使用するメリット>
- お金がかからない
- リスクなしでトレードの練習ができる
- トレードツールを色々試すことができる
- <デモトレードを使用するデメリット>
- デモでは使えないトレードツールもある
- 本番のような緊張感は味わえない
このように、FXのデモトレードにもメリット、デメリットが存在します。
ただ、リアルトレードでしか使えないツールがあったり緊張感は味わえないかもしれませんが、初めてFXにチャレンジするならデモトレードはおすすめします!
デモトレードはFXの練習試合と言いましたが、スポーツでもいきなり公式戦に出場して活躍しようと思ってもなかなか難しいですよね。
だからこそ、FXもデモトレードである程度経験を積んでおいて損はありません。
ぜひFXの勉強した内容を着実に身につけるためにも、デモトレードは触れておきましょう。
【FXの勉強ステップ5】実践!実際にFXを少額からやってみる
さあ、5つ目に学ぶべき勉強内容ですが、ここまで来たらあとは本番に臨むだけです!
ただ、ここで勉強は終わりというわけではありません。
むしろ本当に大事なのはここから!
リアルトレードをする前にぜひ知っておいてほしいのですが、トレードで勝っても負けても、その内容を必ず振り返るようにしてください!
トレード後に振り返りをすれば、自分のトレードの特徴がだんだん見えてきます。強みはしっかり伸ばしつつ、弱みを改善していくことで、だんだん勝率も上がっていくんです。
FXで稼ぎ続けている人ほど、この振り返りをしっかりやっているのは間違いないので、必ず取り組むようにしましょう。
ここでは具体的にどうやって振り返っていけばいいのか、解説していきますね!
FXを少額から実践
ここで具体的な手法の話をしても、人によってトレードにかけられる時間やトレードスタイルは違うはずなので、全員に共通することを伝えます。
それは『まず少額から実践する』ということ。
FXを始めたての人は、ほとんど例外なくまずは自分に合ったトレードスタイルを模索するところからスタートするはずです。
短期決戦型のスキャルピングが向いているのか、長いスパンで利益を狙っていくスイングトレードがいいのかなど、自分で自分のトレードスタイルを見つけていくと思いますが、いずれにしても少額からトレードを始めてください。
当然ですが、初心者がいきなり勝ち続けるのは難しいです(何回か勝ちが続くことがあったとしても、永遠はあり得ません!)。資金が減るリスクを考慮して、あらかじめ少ない資金でトレードするのがベターですね!
そうして自分に最適なトレードスタイルを見つけていきましょう。
トレードノートで振り返る
そしてもう一つ実践してほしいのが『トレードノートで振り返る』ということ。
少し面倒に感じるかもしれませんが、ノートにトレードの記録を残しておくと、うまくいったときとそうではなかったときに共通していることが見えてきます。
それぞれの共通点を洗い出して一つずつ改善していけば、トレーダーとして着実にレベルアップできるはず!
洗い出して改善する。トレードノートを書いてこのサイクルを回すのはプロトレーダーも実践するくらいの内容で、本当に馬鹿にできないので必ず実践してくださいね。
その他おすすめの勉強方法
コツコツ勉強するのが、トレーダーとして成長するためには必須ですが、それ以外にもトレードを上達させる方法はあります。
それは『プロから直接ノウハウを教わる』ことです。
車の運転をできるようになりたいと思ったら、教習所に通って運転のプロである教官にノウハウを教えてもらいますよね。それと同じです。
ただ、トレードスキルが高い人が全員、人に教えるのがうまいとは限らないんですね。どちらか一方でも満たしていない人から教わるのは、正直あまりおすすめできません。
大切なのは、トレードで結果を出していて、指導実績もあるトレーダーから教わること。
ぜひ次の章も参考にして、成果を狙いましょう!
おすすめのFX本とメディア
それでは最後に、FXを勉強する上でおすすめの本と動画を紹介します。
まずは本ですが、おすすめは3冊あります。
おすすめ本1:一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版
1冊目は『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版』です。
基本的かつ必須の知識を網羅しているので、FXについての知識がゼロ状態の人にはピッタリですね。初歩的なトレードのルールから、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析についても詳しく書かれていて、まさに入門編と呼ぶのにふさわしいです。
おすすめ本2:東大院生が考えたスマートフォンFX
2冊目は『東大院生が考えたスマートフォンFX』です。
タイトルの通り、著者が東大院生時代にスマートフォンを使い、FXで50万円を1000万円にした軌跡が書かれています。勝ち組トレーダーのノウハウを包み隠さず公開してくれているので、実践的な内容を勉強したいのであればぜひ手に取ってみてください!
おすすめ本3:マンガでまるっとわかる!FXの教科書
3冊目は『マンガでまるっとわかる!FXの教科書』です。
マンガや図解をたくさん使っているので、とにかく読みやすいんですね。「読書はちょっと苦手…」という人にはうってつけです!
続けて、気軽に学べるおすすめメディアも紹介しましょう。
まさに今、読んでいるエフテンの他にも、FXを学べるいくつかのメディアがあります。
おすすめメディア1:投資情報の総合メルマガ『投資で生きる』
1つ目は、メールで定期的に受け取れる、投資情報の総合メルマガ『投資で生きる』です。
ここでしか受け取れないコラムや相場分析はもちろん、エフテンの注目記事も毎週ピックアップして紹介しています。毎週自動的に情報を受け取りながら、自然とスキルアップしたいという方には最適です。
おすすめメディア2:FXビギナーズチャンネルDX
2つ目は動画でFXを学べる、YouTubeチャンネル『FXビギナーズチャンネルDX』です。
このチャンネルのシリーズのひとつ「FXレベルアップTV」では、超初心者の二人がFXのノウハウを、プロトレーダーから直接学んでいきます。
バラエティの要素もあるので、楽しみながらFXを勉強できますので、こちらもおすすめです!